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マルク・ガソルが13年越しにレイカーズに入団!昨季王者にまた1人強力な仲間が加入

ダンクシュート編集部

2020.11.23

優勝候補入りを希望していたガソルは、望み通り昨季王者のレイカーズに加入した。(C)Getty Images

 今オフに完全FA(フリーエージェント)となっていたマルク・ガソルが、11月22日(日本時間23日、日付は以下同)にロサンゼルス・レイカーズとの契約に合意。同月中旬には母国スペインのメディアに対するインタビューで「王座を勝ち取るチームの手助けがしたい」と語っていたが、その言葉通り、昨季王者の一員となることを決めたようだ。

 12年のNBAキャリアを誇るガソルは、2008~19年まで過ごしたメンフィス・グリズリーズ時代に3度オールスターに出場し、オールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームにも1度選出されたほか、2013年には最優秀守備選手賞も獲得した経験のある実力派ビッグマン。2018-19シーズン途中にトロント・ラプターズへ加入すると、球団史上初となるリーグ制覇に大きく貢献した。

 今オフに完全FAとなった35歳のベテランセンターに多くのチームが関心を示していたなかで、ガソルは2007年のドラフトで指名(2巡目48位)を受けていたレイカーズ入りを決断。当時はレイカーズが兄パウを獲得するため、トレードで自身との交渉権をグリズリーズに放出したことで入団には至らなかったが、実に13年越しのチーム入りとなった。
 
 レイカーズはガソル獲得に伴い、サラリーキャップの調整のためにジャベール・マギーをクリーブランド・キャバリアーズへ放出。プレーヤーオプションを破棄し完全FAとなったアンソニー・デイビスは残留濃厚と報じられているものの、ドワイト・ハワードはフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍、代わってモントレズ・ハレルがロサンゼルス・クリッパーズから加入したために、フロントコート陣が様変わりする結果となった。

 昨季のガソルは平均7.5点、6.3リバウンドを筆頭に、軒並みキャリアワーストのスタッツに終わっている。ただ、衰えが顕著ではあるが、レブロン・ジェームズ、デイビスの2枚看板を補佐するサポート役としては申し分ない。はたして冒頭の本人の言葉通り、レイカーズの連覇の手助けをすることができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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