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NBA

NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を発表

ダンクシュート編集部

2019.10.01

レブロン(右)やコビー(左)をはじめ、多くのスターがしのぎを削った2000年以降のNBA。そのなかで、最強の選手はいったい誰なのか?(C)Getty Images

レブロン(右)やコビー(左)をはじめ、多くのスターがしのぎを削った2000年以降のNBA。そのなかで、最強の選手はいったい誰なのか?(C)Getty Images

 2010年代に終わりを告げ、2019-20シーズンからNBAは“新たな10年”に突入する。しかしその前に、リーグに多くの変化が起こり、何人ものスーパースターが誕生した2000年以降を今一度振り返っておくべきだろう。

 そこで『ダンクシュート』11月号では、8人のNBA識者の意見を募り、“21世紀のベストプレーヤーランキング”を作成した。はたして目の肥えた専門家たちは、いったい誰を最強の座に選んだのだろうか? 注目のトップ10選手と、その選出理由を紹介しよう。


※主なタイトルは1999-2019シーズンの間のもの。選出者は、アイラ・ウィンダーマン(サウスフロリダ・サン・センチネンタル)、出野哲也(フリーライター)、大井成義(フリーライター/カメラマン)、菅野貴之(フリーライター/スポーツ翻訳家)、北舘洋一郎(フリーライター/解説者)、杉浦大介(フリーライター)、マーク・マーフィー(ボストン・ヘラルド)、マーク・メディーナ(USAトゥデイ)の8名。
【10位】
スティーブ・ナッシュ(元サンズほか/PG)
正統派の司令塔は現代NBAの先駆けに
 身体能力の低さをスキルでカバーする正統派PG。広いコートビジョンから繰り出される針穴を通すアシストに加え、21世紀で唯一「50-40-90」を複数回(4度)達成するほどの正確なシュート力を誇った。そのプレーが最も脚光を浴びたのが、「優勝こそできなかったが、現代NBAにつながるアップテンポなスタイルで一時代を築いた」(菅野氏)サンズ時代で、超オフェンス型のチームをウエスト上位に毎年導き、05、06年には史上9人目となる2年連続のシーズンMVPを獲得している。

▼主なタイトル
シーズンMVP:2回(2005、06)
アシスト王:5回(2005~07、10、11)
オールNBA1stチーム:3回(2005~07)

【8位タイ】
ケビン・ガーネット(元ウルブズほか/PF)
ビッグマン像を変えた非利己的な万能戦士
 高い運動能力とハンドリング力、シュート力、守備力、さらにパスセンスまで備えるオールラウンダーで、「それまでのビッグマン像を一変させた男」(大井氏)。単独エースだったウルブズ時代は積極性のなさを揶揄されるも、セルティックスでビッグ3を結成して以降は非利己的なスタイルが最大限に生かされ、2008年に悲願の初優勝を経験した。ただ同氏が「全盛期に強豪でプレーする姿を観たかった選手の代表格」と言うように、所属球団が違えばより多くの美酒を味わっていたかもしれない。

●主なタイトル
NBA優勝:1回(2008)
シーズンMVP:1回(2004)
オールNBA1stチーム:4回(2000、03、04、08)
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