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NBA

NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を発表

ダンクシュート編集部

2019.10.01

近代最高のスコアラーとの呼び声も高いデュラント。昨ファイナルで負った大ケガがキャリアに影響しなければいいが……。(C)Getty Images

近代最高のスコアラーとの呼び声も高いデュラント。昨ファイナルで負った大ケガがキャリアに影響しなければいいが……。(C)Getty Images

【5位】
ケビン・デュラント(ネッツ/SF)
天才スコアラーは故障の影響が懸念
 ビッグマン並みのサイズに高い運動能力を備える選手が、ドライブもできてシュートまで正確なのだから、ディフェンダーとしてはおよそ抑える手立てが見つからないだろう。サンダー時代の2016年プレーオフでウォリアーズに敗れた直後、よりにもよってその宿敵へと移籍したことで「ヒール役が似合う点取り屋」(北舘氏)というイメージがついたが、「近代最高のスコアラーであり、レブロンの凌駕は難しくとも、ネッツで成功を収めればその評価はダンカンを凌ぐ」(杉浦氏)ほど、実力と実績は21世紀に活躍したスーパースターたちのなかでも抜きん出ている。

 近年はディフェンス面での評価も高まっており、より完璧なプレーヤーへと近づいた。懸念材料は昨ファイナルで負った右足アキレス腱の断裂が、今後のキャリアにどのような影響を及ぼすのかという点。今季中の復帰は難しいが、来季以降に完全復活を遂げ、ネッツで王朝を築くことができるか注目だ。

●主なタイトル
NBA優勝:2回(2017、18)
ファイナルMVP:2回(2017、18)
シーズンMVP:1回(2014)
【4位】
シャキール・オニール(元レイカーズほか/C)
コート内外において不世出の存在
 21世紀に入り全盛期の実力を保てていたのは最初の3、4シーズンほどで、以降はキャリアの下り坂だったにもかかわらずこれほどの高順位にランクしているのは、その短期間に残したインパクトが圧倒的だったからにほかならない。「巨漢で俊敏に動く最強のエンターテイナー」(北舘氏)、「反則級のサイズとパワー、そして突出したキャラも魅力」(大井氏)と評されたように、支配的なプレーでペイントエリアを制圧。正攻法で抑えることが最早不可能に近かったことから、わざとファウルを仕掛けて唯一の弱点であるフリースローを打たせる“ハック・ア・シャック”という戦術が誕生したほどだった。

 また、オールスターで見せたダンスパフォーマンスなどコート外の言動も魅力で、多くのファンから愛される性格の持ち主だった。人気、実力の両面で不世出の存在で、「第二のシャックは未来永劫出現しないだろう」(大井氏)。

●主なタイトル
NBA優勝:4回(2000-02、06)
ファイナルMVP:3回(2000-02)
シーズンMVP:1回(2000)
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