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NBA

「引退する可能性が高い」クリッパーズからウェイブされたジョアキム・ノアの今後についてエージェントが言及

ダンクシュート編集部

2020.12.02

レブロン(右)と因縁関係にあったノア(左)。はたして引退説は真実なのか。(C)Getty Images

レブロン(右)と因縁関係にあったノア(左)。はたして引退説は真実なのか。(C)Getty Images

 また1人、個性派プレーヤーがコートから去ることになりそうだ。

 12月1日(日本時間2日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズがジョアキム・ノアをウェイブしたことを発表。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じたところによると、ノアのエージェントを務めるビル・ダッフィー氏は「引退する可能性が高い」と話しているという。

 大学時代にフロリダ大をNCAAトーナメント2連覇に導いたノアは、2007年のドラフトで1巡目9位指名を受けシカゴ・ブルズに入団。211cm、105kgの体格を誇る守備型センターとしてインサイドを支え、オールディフェンシブチームに3度(1st2度、2nd1度)選出されたほか、2014年には最優秀守備選手賞も獲得。同年にはオールNBA1stチームにも選ばれ、2013、14年はオールスターゲーム出場も果たしている。

 13年間のキャリアで通算672試合に出場(うち先発512試合)し、平均27.7分のプレータイムで8.8点、9.0リバウンド、2.8アシスト、0.8スティール、1.3ブロックをマーク。ともにキャリアハイとなる平均12.6点、11.3リバウンドを記録した2014年を筆頭に、4度のシーズン・ダブルダブルを達成するなど、全盛期にはリーグを代表するビッグマンとして君臨した。
 
 ノアと言えば、感情を爆発させたエネルギッシュなプレースタイルも魅力のひとつだろう。ただ、そのガッツあふれる姿はチームメイトを力強く鼓舞した一方で、熱くなり過ぎたことで対戦相手と一触即発になることもしばしば。なかでも“因縁の相手”だったのが、“キング”ことレブロン・ジェームズだ。

 2人の因縁はノアがブルズ、レブロンがクリーブランド・キャバリアーズに所属していた2000年代後半から勃発。ファウルすれすれのプレーやトラッシュトークなど、敵意剥き出しで向かってきたノアにレブロンも応戦する形となり、また両者が所属したチーム(レブロンはマイアミ・ヒート時代も含む)がイースタン・カンファレンスのトップを争うライバル関係だったこともあって、2人の対決は徐々にヒートアップしていった。
 
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