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NBA

八村が2本のダンク&3本の3ポイントと大暴れ!デュラント、アービングを相手に18得点をあげ成長の跡を示す

秋山裕之

2020.12.14

昨季からの成長の跡をしっかりと示した八村。新シーズンに期待が持てそうだ。(C)Getty Images

昨季からの成長の跡をしっかりと示した八村。新シーズンに期待が持てそうだ。(C)Getty Images

 12月13日(日本時間14日、日付は以下同)。敵地バークレイズ・センターに乗り込んだワシントン・ウィザーズは、ブルックリン・ネッツとのプレシーズンゲーム初戦を迎えた。

 この試合で最も注目を集めていたのは、ネッツでのデビュー戦を飾ったケビン・デュラント。『NBA TV』が“ネッツの看板選手”として掲げていたリーグ史上屈指のスコアラーは、一昨季のNBAファイナルで右アキレス腱を断裂してから、約1年半ぶりの実戦復帰となった。

 一方、対決するウィザーズの看板選手として写真が掲載されたのは、“日本の至宝”八村塁。チームにはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビールというオールスタークラスの選手もいるが、この試合は欠場することが事前に発表されていたため、八村がセレクトされる形となった。両スターがいなかったとはいえ八村がこうして紹介されたのは、ウィザーズの3番手選手として世間に認知されているということだろう。
 
 昨年のドラフト以来のバークレイズ・センター凱旋となった八村。この日はハウル・ネト、トロイ・ブラウンJr.、デニ・アブディヤ、トーマス・ブライアントとともに先発に名を連ねた。

 前半のウィザーズは、フロントコートに入ってからはほとんどの場面で最初に八村へボールを渡してからオフェンスを展開。だがウエストブルックとビール、さらにはイシュ・スミスも不在だったためプレーメーカーが不足しており、なかなかスムーズにショットまで持ち込めず、八村も3ポイントエリアでパスコースを探す場面も見られた。

 加えてネッツのデュラント(7番)とカイリー・アービング(11番)による“7-11”コンビを中心に高確率でショットを放り込まれ、序盤から大量失点を喫したウィザーズ。劣勢を強いられるなか、タイムアウト明けの第1クォーター残り7分14秒、八村がデュラントとのリバウンド争いを制し、豪快なワンハンドダンクを叩き込んでチームを鼓舞する。

 すると今度はデュラントが“お返し”とばかりに八村に1対1を仕掛け、左エルボー付近からジャブステップで反応を見てからあっさりとジャンパーで加点。その後もアービングとの1対1でミドルレンジからジャンパーを決められるなど、ネッツのスーパーデュオが八村を攻め立てた。
 
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