ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが、開幕前から早速矢面に立っている。メディア対応に関するリーグ規則違反を犯したとして罰金を食らい、「自分やチームの邪魔をするのはやめてくれ」との傍若無人ぶりに、“ご意見番”で知られる殿堂入り選手のチャールズ・バークレーが苦言を呈した。
ポイントガードとして現役トップクラスの実力を誇るアービングは、2011年のドラフト全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズに入団し、ルーキーイヤーからエース役を担ってきた。2年目には平均20点を超え早くもオールスター出場を果たすなど、順調にスターの階段を登り、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共闘した2015-16シーズンにはNBAタイトルも獲得している。
しかし、より大きな役割を望んだアービングはチームにトレードを要求し、2017年8月にボストン・セルティックスへ移籍。リーグ屈指の名門でリーダーの座に就いたが、優勝はおろかファイナルにも導くことができず、昨夏にネッツへ加入した。今オフには指導者未経験でチームを率いることになったスティーブ・ナッシュ新ヘッドコーチに関するコメントなどで波紋を呼び、今では“ヒール役”のイメージが強い。
そのなかでNBAは12月10日(日本時間11日)、アービングがメディア対応を複数回にわたって拒否したとして、ネッツとアービングにそれぞれ2万5000ドル(約260万円)の罰金を科したことを発表した。
アービングはその後、インスタグラムのストーリーに「くだらない連中には話をする気はない。自分の時間にはもっと価値がある」と投稿。キャバリアーズ時代の同僚であるケビン・ラブから「誰かを“くだらない連中”呼ばわりするのは敬意を欠く行為だ」と指摘される事態となった。
これには、過去に「みじめな奴」だと批判するなど“アンチ・アービング”のスタンスを貫いてきたバークレーも、『92.9 The Game』で公然と批判している。
「カイリーの耳に届くことを願っている。彼に問題がある。これは冗談で言ってるんじゃない。カイリーの目的が何なのか理解できない。彼は4000万ドル近い年俸を受け取っている。メディアに話さなければならない。自分が答えたい質問にだけ答えればいいが、メディアの前に姿を出して答えなければならない。選手たちにはこのような言葉を伝えよう。『我々は世界でもっとも幸運だ。このくだらないゲームをプレーし、ラジオ番組に出るだけで数百万ドルも稼いでいる。メディアと対話をするのもその一部だ。彼らにはやるべき仕事がある』とね」
アービングがキャバリアーズを飛び出し、セルティックスへ移籍した際にも「なぜ世界最高の選手であるレブロン・ジェームズとプレーしたくないのかが理解できない」と話していたバークレー。現役時代に破天荒で鳴らしたレジェンドからしても、アービングの唯我独尊スタイルは目に余るようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!
ポイントガードとして現役トップクラスの実力を誇るアービングは、2011年のドラフト全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズに入団し、ルーキーイヤーからエース役を担ってきた。2年目には平均20点を超え早くもオールスター出場を果たすなど、順調にスターの階段を登り、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共闘した2015-16シーズンにはNBAタイトルも獲得している。
しかし、より大きな役割を望んだアービングはチームにトレードを要求し、2017年8月にボストン・セルティックスへ移籍。リーグ屈指の名門でリーダーの座に就いたが、優勝はおろかファイナルにも導くことができず、昨夏にネッツへ加入した。今オフには指導者未経験でチームを率いることになったスティーブ・ナッシュ新ヘッドコーチに関するコメントなどで波紋を呼び、今では“ヒール役”のイメージが強い。
そのなかでNBAは12月10日(日本時間11日)、アービングがメディア対応を複数回にわたって拒否したとして、ネッツとアービングにそれぞれ2万5000ドル(約260万円)の罰金を科したことを発表した。
アービングはその後、インスタグラムのストーリーに「くだらない連中には話をする気はない。自分の時間にはもっと価値がある」と投稿。キャバリアーズ時代の同僚であるケビン・ラブから「誰かを“くだらない連中”呼ばわりするのは敬意を欠く行為だ」と指摘される事態となった。
これには、過去に「みじめな奴」だと批判するなど“アンチ・アービング”のスタンスを貫いてきたバークレーも、『92.9 The Game』で公然と批判している。
「カイリーの耳に届くことを願っている。彼に問題がある。これは冗談で言ってるんじゃない。カイリーの目的が何なのか理解できない。彼は4000万ドル近い年俸を受け取っている。メディアに話さなければならない。自分が答えたい質問にだけ答えればいいが、メディアの前に姿を出して答えなければならない。選手たちにはこのような言葉を伝えよう。『我々は世界でもっとも幸運だ。このくだらないゲームをプレーし、ラジオ番組に出るだけで数百万ドルも稼いでいる。メディアと対話をするのもその一部だ。彼らにはやるべき仕事がある』とね」
アービングがキャバリアーズを飛び出し、セルティックスへ移籍した際にも「なぜ世界最高の選手であるレブロン・ジェームズとプレーしたくないのかが理解できない」と話していたバークレー。現役時代に破天荒で鳴らしたレジェンドからしても、アービングの唯我独尊スタイルは目に余るようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!