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NBA

デュラントが1年半ぶりの復帰戦に手応え!「素晴らしい動きではなかったかもしれないが…」

ダンクシュート編集部

2020.12.15

移籍1年目はケガで全休を強いられたデュラントは、約1年半ぶりに実戦を行なった。(C)Getty Images

移籍1年目はケガで全休を強いられたデュラントは、約1年半ぶりに実戦を行なった。(C)Getty Images

 12月14日、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズとのプレシーズン初戦に出場した。2019年のファイナル以来、約1年半ぶりとなった実戦、ネッツの新エースは23分間出場して15得点、3リバウンド、3アシスト、2ブロックと、まずまずの数字を残している。

 とはいえ、久々の試合にさすがのデュラントも平常心ではいられなかったようだ。試合後の会見では、「とても不安で緊張していた」と明かしている。

「コートに立つ瞬間を長いこと想像してきた。そしてこの9~10か月は、自分のキャリアの次のフェーズについても考えていた。特に新型コロナウイルスがあったから、将来がどうなるかわからなかったからね。少しイライラもしたよ」

 そんななかでも及第点のスタッツを残せたことには、ある程度満足しているようで、「これまでのようにコートに戻って、プレーヤーとしていられたのはいい気分だったね。素晴らしい動きではなかったかもしれないが、充実した時間を過ごせたよ」と語っている。

 試合前、デュラントとカイリー・アービングに、プレシーズンの2試合ともに20分程度プレーしてほしいと語っていたスティーブ・ナッシュ新ヘッドコーチは、「(復帰したのは)凄いことだ。アキレス腱断裂という大ケガを克服できる選手は決して多くない。バスケットボールのコートに彼が戻ってくるのを見るのは、本当に美しいこと。世界中が彼を恋しがっていたと思う。少なくとも私はそうだった」とデュラント復帰の喜びを語った。
 
 完全復活に向けた第一歩はまずまずだったようで、デュラントも手応えを感じている。そして、本来の姿に戻るまで努力を止めない覚悟もできているようだ。

「最高レベルのプレーがしたい。シーズン後半、プレーオフの時期にはエリートレベルのプレーをしたい。その時期こそ最高のバスケットボールがしたいから、今からしっかり努力するよ」

 2017、18年にゴールデンステイト・ウォリアーズを2度の優勝に導き、昨夏にネッツと契約したデュラント。32歳のスコアラーはNBAファイナルで、レブロン・ジェームズと互角以上の勝負を演じていた時代の輝きを取り戻せるのか。今後の活躍からも目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

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