12月15日（日本時間16日、日付は以下同）、２年連続でシーズンＭＶＰを受賞したヤニス・アデトクンボが、ミルウォーキー・バックスと５年２億2820万ドル（約235億460万円）というＮＢＡ史上最高額の延長契約を締結した。

　これまでスーパーＭＡＸ契約を結んだのは５選手のみ。そのリストには、ステフィン・カリー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）、デイミアン・リラード（ポートランド・トレイルブレイザーズ）、ジェームズ・ハーデン（ヒューストン・ロケッツ）、ラッセル・ウエストブルック（ワシントン・ウィザーズ）、ジョン・ウォール（ロケッツ）と、現代ＮＢＡを代表するスコアリングガードが名を連ねており、アデトクンボはガード以外の選手としては初となった。

　211cm・109kgのアデトクンボは規格外の万能戦士で、これまでのキャリア７シーズンでいずれも平均得点とリバウンドの数字を伸ばしており、昨季は平均30.4分の出場で29.5点、13.6リバウンド、5.6アシスト、1.0スティール、1.0ブロックにフィールドゴール55.3％を記録。
  　昨季はフランチャイズプレーヤーとしてバックスの56勝17敗（勝率76.7％）という成績に貢献し、２シーズン連続でリーグトップの数字を残した。自身は２シーズン連続でＭＶＰに輝くと共に、最優秀守備選手賞を初受賞。また、オールＮＢＡ１stチーム、オールディフェンシブ１stチームに２年連続で名を連ねている。

「ここが俺のホームであり、自分の街なんだ。この先５年間、ミルウォーキー・バックスの一員となることができて感謝している。その期間に悔いが残らないようにしていこう。ショーはまだ続いていくんだ。そのことを理解していこう」

　同日にそうツイートしたアデトクンボは、チームと公式に延長契約を結んだことで「私と家族にとって、今回の契約は非常に重要な瞬間です。バックスという球団が私たちを信じてくれたことに御礼を言いたいです。このチームは８年前、私にチャンスを与えてくれました。そして今、信じられない契約を結んでくれました」ともコメントしている。