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NBA

「ファンと祝えなくておかしいと思うのは当然」“優勝パレード”を今季のモチベーションとするレイカーズの選手たち

秋山裕之

2020.12.16

昨季、レイカーズの10年ぶりとなるファイナル優勝に貢献したレブロン(左)とデイビス(右)。(C)Getty Images

昨季、レイカーズの10年ぶりとなるファイナル優勝に貢献したレブロン(左)とデイビス(右)。(C)Getty Images

 昨季フランチャイズ史上17度目のNBAチャンピオンに輝いたロサンゼルス・レイカーズは、世界的な知名度を誇る超人気チームだ。

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 NBAファイナルでマイアミ・ヒートを4勝2敗で下してから約2か月後に幕を開ける2020-21シーズンを1週間後に控えた王者は、今季も2連覇を十分狙える豪華戦力を誇っている。

 レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというリーグ最強タッグの周囲にデニス・シュルーダーやケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、モントレズ・ハレル、マルク・ガソル、カイル・クーズマ、ウェスリー・マシューズ、マーキーフ・モリス、アレックス・カルーソといった有能なサポーティングキャストがおり、選手層も厚い。

 プレシーズンはここまでロサンゼルス・クリッパーズに2戦2勝。2年目のタレン・ホルトン・タッカーがリーグトップタイの平均26.0点に9.5リバウンド、4.0アシスト、3.5スティールと存在感を見せており、レブロンとデイビスも12月16日(日本時間17日、日付は以下同)に行なわれるフェニックス・サンズ戦に出場する見込みで、ベストメンバーが揃うことが期待されている。
 
 2連覇を目指して戦う今季、レイカーズは新型コロナウイルスの感染拡大が収束していない現状をふまえ、ステイプルズ・センターで開催されるレギュラーシーズンのホームゲームを無観客で行なう方針を発表しており、選手たちは無観客でプレーすることとなる。

 昨季2010年以来の優勝を果たしたレイカーズの選手たちは喜びを分かち合い、1月末に他界したコビー・ブライアントへ優勝を捧げたのだが、毎年恒例となっているチャンピオンチームによる優勝パレードが欠けていた。

 レギュラーシーズン途中、あるいはプレーオフに入って観客を何割か入れて試合を開催する可能性こそあるものの、基本的には今季も無観客でシーズンを送るため、ファンと直接交流する機会がないことから、選手たちは今季も優勝し、来年こそ優勝パレードを開催してファンと喜びを共有したいことがモチベーションになっているようだ。
 

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