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【新人選手チェック|イースト編】ラメロ・ボールは7年ぶりの“不名誉な記録”。ルーキーたちのデビュー戦総括

ダンクシュート編集部

2020.12.27

ボール(右)はほろ苦いデビュー戦に終わった一方、オコロ(左上)、トッピン(右下)、ウィリアムズ(左下)らは上々のスタートを切った。(C)Getty Images

 12月22日(日本時間23日)、NBAの2020-21シーズンが開幕した。入れ替わりの激しい世界、毎年多くの新人選手が夢を抱いてキャリアをスタートさせるが、今年のドラフト指名組はどのようなスタートを切ったのか。ルーキーたちのデビュー戦レポート【イースタン・カンファレンス編】をお届けする。

※各選手のデビュー戦の成績を掲載。左から対戦相手/出場時間・得点・リバウンド・アシスト、±(出場時のチームの得失点差)。

■ラメロ・ボール(ホーネッツ/1巡目3位)
vs キャバリアーズ/16分・0点・1R・3A・+2

 "ボール兄弟の三男"として、ドラフト前から今季の新人の中でも最高クラスの注目を集めた19歳。プレシーズンでは華やかなアシストを連発して期待を高めたが、公式戦デビューはほろ苦い結果となった。ベンチから16分出場し、5本のフィールドゴールを放って成功はゼロ。過去15年のドラフト1~3位指名選手で、デビュー戦を無得点で終えた4人目の選手となってしまった(過去の3人は2007年1位のグレッグ・オーデン、09年2位のハシーム・サビート、13年3位のオットー・ポーターJr.)。
 
■アイザック・オコロ(キャバリアーズ/1巡目5位)
vs ホーネッツ/34分・11点・3R・5A・+7

 開幕戦でそのボールの所属するホーネッツと対戦したキャブズのルーキーが、ドラフト5位指名のオコロだ。こちらはいきなり先発に抜擢されると、第1クォーターに2本のフリースローを決めて初得点。第2クォーターにはアリウ-プ、試合残り3分半には勝利を決定づける3ポイントなど5本中4本のシュートを決めたほか、アシストや守備でも随所に存在感を発揮する最高のスタートを切った。

■オビ・トッピン(ニックス/1巡目8位)
vs ペイサーズ/24分・9点・3R・1A・-4

 昨季、NCAAの最優秀選手に輝いた22歳は地元ニューヨークの名門チームでNBAキャリアを踏み出した。プレシーズンでは3ポイントが1/11と外角の精度を欠いたが、この日は第2クォーター中盤に3ポイントを沈めて初得点をマーク。後半にもさらに2本を加えて9得点をあげた。もっとも3ポイント以外のシュートは決められず、フィールドゴールは3/12と確率は今ひとつ。自慢の跳躍を生かしたダンクは次戦以降にお預けとなった。
 
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