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八村塁が1月1日のブルズ戦で今季初出場へ!エースや指揮官も「ルイの復帰は大きい」と歓迎

秋山裕之

2020.12.31

いよいよ今季初出場を迎える八村。指揮官や同僚たちの期待に応え、チームの救世主となることができるか?(C)Getty Images

 12月29日(日本時間30日、日付は以下同)、ホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたシカゴ・ブルズ戦に107-115で敗れたワシントン・ウィザーズ。これで開幕4連敗スタートとなり、2020-21シーズンは最悪の船出となってしまった。

「この状況を抜け出す唯一の方法、それは僕らが一丸となれるかどうか。4連敗したことをネガティブに捉えていたら、試合に勝利する助けにはならないだろうね」

 この試合で20得点を奪ったダービス・ベルターンスがそう話したように、今季初勝利を手にするためには、チームが今まで以上に団結する必要があるだろう。開幕から4試合、ウィザーズには勝利するチャンスが幾度となくあったものの、その機会を自ら手放し続けてしまっているのが現状だ。
 
 そんななか、ウィザーズに朗報が入った。流行性角結膜炎のため欠場が続いていた八村塁が、現地31日(日本時間1月1日)のブルズ戦から復帰することになったのである。スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)はこう話す。

「ルイはここ数日間、コーチたちと一生懸命取り組んできた。明日の試合に出場する。このチームにとっていいニュースだ。今、チームに必要な起爆剤だからね。安定感と自信をもたらしてくれる。昨シーズン、まだ若いのに良くやってくれた。さらに成長した姿を見るのが楽しみだ」

 復帰初戦ということもあり「明日は出場時間を抑えて、20分程度になる」(ブルックスHC)とのこと。ただ「戻ってくることが嬉しいね。状態がすごく良いんだ。ルイの場合は結膜炎だったが、ケガをしている選手についてはいつも心配だよ。でもルイは万全のようだ」と指揮官は期待を寄せている。

 八村が先発パワーフォワードに入ることで、ポイントガードにラッセル・ウエストブルック、シューティングガードがブラッドリー・ビール、センターはトーマス・ブライアント、スモールフォワードはデニ・アブディヤまたはアイザック・ボンガと、現有戦力ではベストなスターターを組むことができるだろう。
 
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復帰間近の八村に指揮官、チームメイトも期待大