１月３日（日本時間４日、日付は以下同）、ワシントン・ウィザーズは敵地バークレイズ・センターに乗り込み、ブルックリン・ネッツ戦に臨んだ。

　１日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で今季初勝利を手にしたウィザーズは、バックコートにラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、フロントコートにデニ・アブディヤ、八村塁、トーマス・ブライアントの先発ラインナップ。対するネッツはカイリー・アービング、ティモテイ・ルワウ・キャバロ、ジョー・ハリス、ケビン・デュラント、ディアンドレ・ジョーダンが先発に名を連ねた。

　試合はアービングの３ポイントでネッツが先制するも、ウィザーズもアブディヤの長距離砲でお返しし、点の取り合いへ。第２クォーターではネッツが43得点、ウィザーズが41得点を奪うハイスコアリングゲームと化し、前半を終えて71－70とホームのネッツが１点リードで折り返した。

　後半に入るとネッツがデュラントとアービングを中心に引き離しにかかるも、第３クォーター途中に八村が８得点に絡むなどウィザーズも粘りを見せ、その後も両チームは７点差以内の攻防を続けて最終クォーターへ。
  　迎えた第４クォーター。ウィザーズは一時６点をリードするが、ネッツもデュラントやアービングを中心に追い上げ、残り４分50秒にハリスの長距離砲が決まって逆転。だが直後に八村のオフェンシブ・リバウンドからダービス・ベルターンスの３ポイントで同点に追いつくと、ブライアントとウエストブルックも続いて４点差をつける。

　その後は互いにリードを奪い合う展開となり、残り28.2秒にネッツが１点を勝ち越し。ウィザーズはタイムアウト明けのプレーでビールがロングジャンパーをミスするも、ブライアントが値千金のオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、ビールのアシストからブライアントがダンクを叩き込んで逆転。

　残り14.9秒で１点を追いかけるネッツは、スクリーンプレーからアービングが八村をかわして３ポイントを放つもミス。リバウンドから再びポゼッションを手にすると今度はデュラントのジャンパーもリングをはじき、123－122でウィザーズが勝利。試合終了のブザーが鳴ると、八村やビールらウィザーズの選手たちは歓喜の輪を作った。