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ウィザーズが好調サンズに大金星!八村塁は堅実な働きで連敗ストップに貢献

秋山裕之

2021.01.12

八村はチームで2番目に多い28分間の出場で10得点、今季最多の9リバウンドを奪い、サンズ撃破に貢献した。(C)Getty Images

 1月11日(日本時間12日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナでフェニックス・サンズとの一戦に挑んだ。

 この日ウィザーズは9日のマイアミ・ヒート戦を新型コロナウイルスのヘルス&セーフティ プロトコルのため欠場したブラッドリー・ビールが復帰も、トーマス・ブライアント(左ヒザ前十字靭帯の部分断裂)、ラッセル・ウエストブルック(左大腿四頭筋)を欠いたロースターで臨むことに。

 ここまでウエスタン・カンファレンス2位の7勝3敗と好調のサンズ相手に、手負いの状態だったものの、ウィザーズはエースのビールを中心に攻め立て、最大32点の大量リードを奪い、68-42で前半を折り返す。

 フィールドゴール52.1%(25/48)、3ポイント50.0%(8/16)とシュートタッチが冴えわたった前半のウィザーズは、ビールが17得点、ダービス・ベルターンスが15得点、ロビン・ロペスが10得点をマーク。さらに出場した全10選手が得点と相手の的を絞らせない攻撃でサンズを圧倒した。

 第3クォーターにはハウル・ネトが効率よく加点し、ビールが17得点を奪う活躍を見せてリードを保持。その後も点を積み重ねたウィザーズは、最終スコア128-107でサンズに快勝して連敗を3でストップした。
 
 この試合ではビールが34得点、8リバウンド、9アシスト、6本の長距離砲を沈めたベルターンスが18得点、ネトが16得点、ロペスが11得点、11リバウンド、ギャリソン・マシューズが11得点を記録。試合全体でもフィールドゴール52.2%(48/92)、3ポイント44.1%(15/34)と、後半に入ってもショットが決まり続けたことが最大の勝因だった。

 先発パワーフォワードの八村塁は、28分22秒の出場で10得点、9リバウンド、3アシスト、1ブロック、フィールドゴール44.4%(4/9)、3ポイント0.0%(0/1)、フリースロー66.7%(2/3)を残して勝利に貢献。

 試合序盤こそジェイ・クラウダーやクリス・ポールのディフェンスでボールをもらえない場面があったものの、第1クォーター序盤に左手のフックシュートで初得点をマーク。その後もファーストブレイクからデビン・ブッカーのファウルを誘発してフリースロー2本を着実に決めた。

 第2クォーターは無得点に終わったものの、第3クォーターにはショットクロックギリギリでタフショットをねじ込み、キャメロン・ジョンソン相手に左ミッドポストから入り込んでレイアップを成功。