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八村塁が30日のホークス戦で待望の復帰!最下位に沈むウィザーズの起爆剤となれるか〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.01.29

11日のサンズ戦を最後にチームを離れていた八村。次戦ホークス戦で復帰が濃厚となった。(C)Getty Images

 1月27日(日本時間28日、日付は以下同)のニューオリンズ・ペリカンズ戦、ワシントン・ウィザーズは一度もリードを奪えずに106-124で完敗し、ここ7戦で6敗目を喫した。

「タフだね。俺たちは勝ちたい。俺は勝ちたいんだ。だからこそ俺はここにいる。昨シーズンは多くの選手たちがケガで不在だった。ジョン(ウォール/現ヒューストン・ロケッツ)もいなかった。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で不快な年になっている」

 ペリカンズ戦でゲームハイの47得点をマークしたブラッドリー・ビールは試合後にそう語り、苦しい胸の内を告白。ウィザーズは1月11日にフェニックス・サンズを下したものの、翌12日から新型コロナの検査で複数の選手に陽性反応が検出、加えて濃厚接触者として6選手が安全衛生プロトコルに入り、ケガ人も含めてリーグ規定の最低出場可能選手数(8人)に届かず、6試合連続で延期を余儀なくされた。
 
 24日のサンアントニオ・スパーズ戦から再開したが、チームはここまで3連敗。ビールやラッセル・ウエストブルックこそいるものの、八村塁にダービス・ベルターンス、イシュ・スミス、デニ・アブディヤ、モリッツ・ヴァグナー、トロイ・ブラウンJr.は同プロトコルのため出場できず、特にフロントコートの人員不足が顕著だった。

 そのため、チームは今季新加入したロビン・ロペスとアンソニー・ギルに加え、新たにアレックス・レン、ジョーダン・ベルと契約。それでも依然として苦しい台所事情に変わりはない。

 そんななか、28日にウィザーズは八村、ベルターンス、ヴァグナーが翌29日のアトランタ・ホークス戦で出場可能になったことを発表。今季平均13.6点、4.6リバウンド、2.3アシストを記録する八村、同11.8点、3.1リバウンドをマークしている長身シューターのベルターンス、同6.4点、4.0リバウンドを残し、ハッスルプレーが身上のヴァグナーが戦列に復帰することは間違いなく朗報だ。
 
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