連日のようにハイスコアゲームが展開されるNBAでは、1人の選手が大量得点をあげることも珍しくない。そこで今回は、それぞれのチームにおける1試合最多得点の記録保持者を紹介。第5回はナゲッツ、ブレイザーズ、ジャズなど近年競争力が高まっている「ノースウエスト・ディビジョン編」をお届けする。
■デンバー・ナゲッツ
1位デイビッド・トンプソン/73得点(1978年4月9日vsデトロイト・ピストンズ)
2位アレックス・イングリッシュ/54得点(1985年11月19日vsヒューストン・ロケッツ)
2位マイケル・アダムズ/54得点(1991年3月23日vsミルウォーキー・バックス)
4位キキ・ヴァンダウェイ/51得点(1983年12月13日vsデトロイト・ピストンズ)
4位アレックス・イングリッシュ/51得点(1989年3月10日vsマイアミ・ヒート)
4位モックムード・アブドゥル・ラウーフ/51得点(1995年12月7日vsユタ・ジャズ)
4位アレン・アイバーソン/51得点(2007年12月5日vsロサンゼルス・レイカーズ)
1位のトンプソンは、あのマイケル・ジョーダンが幼少期に憧れた選手として知られる“悲劇のレジェンド”だ。ライバルリーグのABAで1年プレーし、1976年にNBA入り。圧倒的な身体能力を武器に1年目から平均25.9点をマークすると、2年目にはさらに数字を伸ばし、リーグ2位の平均27.2点を奪取した。
球団史に輝く73得点を叩き出したのは、そのシーズンの最終戦。フィールドゴール28/38、フリースロー17/20と高確率でシュートを決め続け、ウィルト・チェンバレンの100得点、78得点に次ぐ、当時歴代3位タイとなる大記録を打ち立てた(現在は4位タイ)。
リーグの歴史でも70点超え達成者は6人しかおらず、とりわけ70~80年代はトンプソン1人だけ。にもかかわらず、その名が現在まで浸透していないのは、ドラッグ中毒により短いピークのままキャリアを終えてしまったから。82年にナゲッツを放出されると、その2年後、30歳を前にリーグを去ることとなった。
そのトンプソンと入れ替わるようにエースに就任したイングリッシュは10年以上にわたって主軸を務め、83年にリーグ得点王、85年と89年に50点超えを記録。同時代に活躍したヴァンダウェイは、83-84シーズンに2度の50点超えをマークした。90年代には、178cmのアダムズ、185cmで日本でもプレーしたアブドゥル・ラウーフらスコアリングPGの活躍も光った。
2000年以降では、03年入団のカーメロ・アンソニーが50得点を2回記録。06年に76ersから移籍してきたアイバーソンは、07年12月のレイカーズ戦で球団4位タイの51得点をマークしている。
現役ではニコラ・ヨキッチが今年2月6日のキングス戦でキャリアハイ&球団史上8人目の50得点を達成。昨季のプレーオフで2度の50得点をマークしたジャマール・マレーともども、今後のランキング入りが期待される。
■デンバー・ナゲッツ
1位デイビッド・トンプソン/73得点(1978年4月9日vsデトロイト・ピストンズ)
2位アレックス・イングリッシュ/54得点(1985年11月19日vsヒューストン・ロケッツ)
2位マイケル・アダムズ/54得点(1991年3月23日vsミルウォーキー・バックス)
4位キキ・ヴァンダウェイ/51得点(1983年12月13日vsデトロイト・ピストンズ)
4位アレックス・イングリッシュ/51得点(1989年3月10日vsマイアミ・ヒート)
4位モックムード・アブドゥル・ラウーフ/51得点(1995年12月7日vsユタ・ジャズ)
4位アレン・アイバーソン/51得点(2007年12月5日vsロサンゼルス・レイカーズ)
1位のトンプソンは、あのマイケル・ジョーダンが幼少期に憧れた選手として知られる“悲劇のレジェンド”だ。ライバルリーグのABAで1年プレーし、1976年にNBA入り。圧倒的な身体能力を武器に1年目から平均25.9点をマークすると、2年目にはさらに数字を伸ばし、リーグ2位の平均27.2点を奪取した。
球団史に輝く73得点を叩き出したのは、そのシーズンの最終戦。フィールドゴール28/38、フリースロー17/20と高確率でシュートを決め続け、ウィルト・チェンバレンの100得点、78得点に次ぐ、当時歴代3位タイとなる大記録を打ち立てた(現在は4位タイ)。
リーグの歴史でも70点超え達成者は6人しかおらず、とりわけ70~80年代はトンプソン1人だけ。にもかかわらず、その名が現在まで浸透していないのは、ドラッグ中毒により短いピークのままキャリアを終えてしまったから。82年にナゲッツを放出されると、その2年後、30歳を前にリーグを去ることとなった。
そのトンプソンと入れ替わるようにエースに就任したイングリッシュは10年以上にわたって主軸を務め、83年にリーグ得点王、85年と89年に50点超えを記録。同時代に活躍したヴァンダウェイは、83-84シーズンに2度の50点超えをマークした。90年代には、178cmのアダムズ、185cmで日本でもプレーしたアブドゥル・ラウーフらスコアリングPGの活躍も光った。
2000年以降では、03年入団のカーメロ・アンソニーが50得点を2回記録。06年に76ersから移籍してきたアイバーソンは、07年12月のレイカーズ戦で球団4位タイの51得点をマークしている。
現役ではニコラ・ヨキッチが今年2月6日のキングス戦でキャリアハイ&球団史上8人目の50得点を達成。昨季のプレーオフで2度の50得点をマークしたジャマール・マレーともども、今後のランキング入りが期待される。