八村塁が所属するワシントン・ウィザーズは、今季開幕前にジョン・ウォールをヒューストン・ロケッツに放出しラッセル・ウエストブルックを獲得したが、ここまで6勝15敗(2月10日時点)でイースタン・カンファレンス14位に沈んでいる。大黒柱のブラッドリー・ビールが得点ランキングトップに立つ活躍で孤軍奮闘している状態に、元チームメイトでレジェンドのポール・ピアースは自身の過去を重ね合わせている。
2012年のNBAドラフト3位指名でウィザーズ入りしたビールは、ウォールとともにチームの中心選手として君臨。5年目の2016-17シーズンには平均20点の大台に乗せ、以降は攻撃の第1オプションを担ってきた。
しかし、ウォールが19年2月に左足アキレス腱を断裂して長期離脱を余儀なくされるとウィザーズは低迷。八村のルーキーイヤーとなった19-20シーズンはビールがリーグ2位の平均30.5点と圧巻のスコアリングショーを見せるも、チームは24勝40敗でプレーオフ進出を逃した。
今季もビールはリーグトップの平均33.3点、ウエストブルックが平均19.4点、9.2リバウンド、9.0アシスト、八村が平均13.1点、5.3リバウンドをマークしているが、ウィザーズはシーズン途中に選手が新型コロナウイルス感染で試合が中止になるなど苦しい台所事情にも見舞われ、6勝15敗と大きく負け越している。
昨季途中からトレードの噂が飛び交ってきたビールに関して、08年にボストン・セルティックスでリーグ優勝&ファイナルMVPを経験するなど、将来の殿堂入りが確実視されているピアースは『ESPN』の番組"The Jump"で自身の見解を述べた。
「俺も9年目(06-07シーズン)に同じ状況にあった。ビールはベストプレーヤーの1人として認められたいと思っている。弱小チームでは、その評価は得られない。彼のフラストレーションは手を取るように分かるが、最後まで戦い抜かなければならない。振り返るのはシーズン終了後でいい」
06-07シーズンのセルティックスはピアースがチームトップの平均25.0点をあげるも、故障で出場は47試合。アル・ジェファーソン(平均16.0点)もまだ完全ブレイク前で、24勝58敗でカンファレンス最下位に沈んだ。ビールが昨季、平均30点、6アシスト以上を記録しながらオールNBAチームに選出されなかった史上初の選手になったことも、チームの低迷が少なからず関係したとして大きな議論を呼んだのは記憶に新しい。
2012年のNBAドラフト3位指名でウィザーズ入りしたビールは、ウォールとともにチームの中心選手として君臨。5年目の2016-17シーズンには平均20点の大台に乗せ、以降は攻撃の第1オプションを担ってきた。
しかし、ウォールが19年2月に左足アキレス腱を断裂して長期離脱を余儀なくされるとウィザーズは低迷。八村のルーキーイヤーとなった19-20シーズンはビールがリーグ2位の平均30.5点と圧巻のスコアリングショーを見せるも、チームは24勝40敗でプレーオフ進出を逃した。
今季もビールはリーグトップの平均33.3点、ウエストブルックが平均19.4点、9.2リバウンド、9.0アシスト、八村が平均13.1点、5.3リバウンドをマークしているが、ウィザーズはシーズン途中に選手が新型コロナウイルス感染で試合が中止になるなど苦しい台所事情にも見舞われ、6勝15敗と大きく負け越している。
昨季途中からトレードの噂が飛び交ってきたビールに関して、08年にボストン・セルティックスでリーグ優勝&ファイナルMVPを経験するなど、将来の殿堂入りが確実視されているピアースは『ESPN』の番組"The Jump"で自身の見解を述べた。
「俺も9年目(06-07シーズン)に同じ状況にあった。ビールはベストプレーヤーの1人として認められたいと思っている。弱小チームでは、その評価は得られない。彼のフラストレーションは手を取るように分かるが、最後まで戦い抜かなければならない。振り返るのはシーズン終了後でいい」
06-07シーズンのセルティックスはピアースがチームトップの平均25.0点をあげるも、故障で出場は47試合。アル・ジェファーソン(平均16.0点)もまだ完全ブレイク前で、24勝58敗でカンファレンス最下位に沈んだ。ビールが昨季、平均30点、6アシスト以上を記録しながらオールNBAチームに選出されなかった史上初の選手になったことも、チームの低迷が少なからず関係したとして大きな議論を呼んだのは記憶に新しい。