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ハーデンが今季2回目の週間MVP!リラードは球団1位に浮上も…|NBA第9週〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.24

ともに今季2回目の週間MVPに輝いたハーデン(左)とリラード(右)。(C)Getty Images

 2月22日(日本時間23日、日付は以下同)、NBAが第9週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデン、ウエスタン・カンファレンスからポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが選出された。

 2月15日から21日の期間中、4試合に出場したハーデンは平均31.8点、9.0リバウンド、10.8アシストを記録。ネッツ加入直後の第6週に続く今季2回目(通算26回目)の受賞となった。

 ハーデンは15日のサクラメント・キングス戦で今季5度目のトリプルダブル(29得点、13リバウンド、14アシスト)をマークすると、翌日のフェニックス・サンズ戦では移籍後最多の38得点、11アシストで勝利に貢献。続くレイカーズ、クリッパーズのロサンゼルス勢との大一番でも、それぞれ23得点、37得点をあげて4戦全勝の立役者となった。

 4試合を通じてフィールドゴール成功率55.0%(44/80)、3ポイント成功率48.6%(18/37)、フリースロー成功率80.8%(21/26)と効率的なオフェンスを展開したエースに導かれ、チームは同週を含む6連勝と絶好調。ハーデン加入後は13勝6敗と右肩上がりで、現在はイースタン・カンファレンス首位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズまで0.5ゲーム差の2位(20勝12敗)につけている。
 
 期間中の3試合でリーグトップの平均36.3点、5.7リバウンド、同2位の12.7アシストを記録したリラードは、第4週に続き今季2回目の受賞。通算受賞回数(11回)でクライド・ドレクスラーの10回を上回り、球団1位に浮上した。

 エースが勝負強さを発揮したのはオクラホマシティ・サンダー、ニューオリンズ・ペリカンズと対戦した2月16、17日の2連戦。サンダー戦では残り4分半の時点で5点のビハインドを背負っていたものの、そこから4本の3ポイントを叩き込み、独力で逆転勝利を演出。続くペリカンズとの一戦では残り16秒に決めた逆転のレイアップを含む43得点、キャリアハイに並ぶ16アシストの大活躍でチームを6連勝に導いた。

 もっとも、リーグ4位の平均29.8点、30点超えの試合数で同最多(18試合)と奮闘するリラードとは対照的に、チームは苦境を迎えている。1月中旬からユスフ・ヌルキッチとCJ・マッカラムの主軸2人を欠いており、20日と22日にはワシントン・ウィザーズとフェニックス・サンズに連敗。現在18勝12敗でウエスト5位につけているが、今後もエース頼みの戦いが続きそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
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