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ウィザーズがウルブズを破り、直近8戦で7勝!八村は裏方仕事を遂行も、攻撃で波に乗れず〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.28

オフェンスで精彩を欠いた八村だが、裏方仕事に従事しチームの勝利に貢献した。(C)Getty Images

 2月27日(日本時間28日、日付は以下同)。アウェー4連戦を3勝1敗で終えたワシントン・ウィザーズは、約1週間ぶりにホームへ戻り、ミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。

 ラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーと、8試合続けて同じスターターでゲームに臨んだウィザーズ。対する6連敗中のウルブズは、リッキー・ルビオ、ジョシュ・オコーギー、アンソニー・エドワーズ、ジャレッド・ヴァンダービルト、カール・アンソニー・タウンズが先発ラインナップに並んだ。

 試合序盤の八村は、ゴール下で左フックと左レイアップを決めるなどオフェンスを牽引。ディフェンシブ・リバウンドを奪うとそのままドライブで相手のリング下まで持ち込み、相手守備陣をペイントエリアへ収縮させてスペースを作り出すなど、効果的な働きを見せる。
 
 だが、その後は精彩を欠いたプレーが目立つように。ノーマークの左コーナースリー、フェイダウェイジャンパーを外したほか、第2クォーター中盤にはミスマッチを突いてゴール下まで持ち込んだが、タウンズの豪快なブロックに遭う。さらにヴァンダービルト相手にペイントエリアまで押し込むも、ショットを放てずパスアウト。そして前半だけで3つのファウルを犯してしまい、不完全燃焼のまま後半へ突入する。

 チーム自体は54-52と、2点リードで前半を終了。ただビールとウエストブルックがそれぞれ13得点をあげたものの、チーム全体のフィールドゴール成功率は38.3%(18/47)、3ポイント成功率も15.4%(2/13)とショットが決まらなかった。

 しかし第3クォーター、ウィザーズは一挙44得点と爆発。ビールがこのクォーターだけで17得点を奪えば、2試合ぶりに出場したダービス・ベルターンスは4本の長距離砲をヒット、ウエストブルックも同クォーター終了時点でトリプルダブル達成と、主軸がそれぞれ躍動した。

 八村もこのクォーターはフル出場。得点こそ終盤に叩き込んだダンクのみだったが、守備ではウエストブルックとのミスマッチをついてボールをもらおうとするタウンズのカバーに入り、相手のバッドパスを誘発するチームディフェンスを見せるなど裏方的な仕事を遂行してみせた。
 
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ショットに精彩を欠いた八村