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センター一番の高給取りは意外な選手。3000万ドル超えはゼロと需要低下を如実に表わす結果に【NBAサラリーランキング2021・センター編】〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.03.30

トップはアダムズ(左)と意外な結果に。今季の3000万ドル超えはゼロだが、ヨキッチとエンビード(右上)、ゴベア(右下)らは来季大台を超える予定だ。(C)Getty Images

 2019-20シーズンにおけるNBA選手の平均年俸は、1人あたり約832万ドル(約8億6271万円)。これは、全世界のスポーツにおいて最も高額なサラリーであり、同じ北米4大スポーツのMLB(約403万ドル/4億1796万円)やNFL(約326万ドル/3億3810万円)、NHL(約269万ドル/2億7899万円)と比べても、群を抜いた数字となっている。

 そんな"高給取り"が集まるNBAのなかでも、今季(2020-21シーズン)一番多くのサラリーを稼いでいる選手は誰なのか。この企画ではポジション別やチーム別、さらには時代別など、選手たちの"給料事情"を様々な角度から見ていきたいと思う。今回は"センター編"をお届けする。(チーム名はフランチャイズ部分省略。チーム名横の"全体○位"はリーグ全体における年俸順位。参照:HoopsHype)
 
■2020-21シーズン センター年俸ランキング
1位:スティーブン・アダムズ(ペリカンズ/全体24位)約2959万ドル/32億4305万円
2位タイ:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/全体25位タイ)約2954万ドル/32億3757万円
2位タイ:ジョエル・エンビード(シクサーズ/全体25位タイ)約2954万ドル/32億3757万円
4位:カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ/全体28位タイ)約2947万ドル/32憶2990万円
5位:アンドレ・ドラモンド(キャバリアーズ→レイカーズ/全体32位タイ)約2875万ドル/31憶5099万円※
6位:アル・ホーフォード(サンダー/全体39位)約2750万ドル/30億1399万円
7位:ルディ・ゴベア(ジャズ/全体42位)約2678万ドル/29億3508万円
8位:ニコラ・ヴュチェビッチ(マジック→ブルズ/全体43位)約2600万ドル/28億4959万円
9位タイ:クリント・カペラ(ホークス/全体61位タイ)約1800万ドル/19億7279万円
9位タイ:マイルズ・ターナー(ペイサーズ/全体61位タイ)約1800万ドル/29億7279万円
※ドラモンドのサラリーはキャバリアーズ時代のもの

 アダムズがセンターで最も高給取りなのは、少々意外と言えるだろう。2016年に当時所属していたサンダーと4年1億ドルの延長契約を結んだビッグマンは、これまでオールスターに出場した経験もなければ、個人タイトル受賞やオールNBAチームに選ばれた経験もなし。211cm・120kgの屈強な体格を生かしたディフェンスやリバウンド、そして汚れ仕事もいとわない献身的なプレースタイルは魅力的だが、今季平均8.0点、9.0リバウンドというスタッツを見ても、やや貰いすぎ感は否めない。昨オフにペリカンズと2年3500万ドルの延長契約を締結しており、こちらの方が適正価格と言えそうだ。
 
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センターの需要が低下していることを如実に表わす結果に