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NBA

“2億ドル“に執着するシャックがゴベアにさらなる“口撃“!「彼はレブロンにはなれない。そしてシャックにも…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.23

ゴベア(左)の契約について、シャック(右)が再び口を開いた。(C)Getty Images

ゴベア(左)の契約について、シャック(右)が再び口を開いた。(C)Getty Images

 今季開幕直前、ルディ・ゴベアはユタ・ジャズと5年2億500万ドルの延長契約を結んだ。ディフェンス力は現役最高クラスながら、得点力は平凡なビッグマンが勝ち取ったこの超大型契約は方々で話題となったが、そのなかでゴベアを痛烈に批判したのがシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズ)だ。

 今年1月上旬、シャックは「平均11点で2億ドルを手にできるのは、すべての子どもたちにインスピレーションを与える」「平均11点で2億ドルを稼げるなら、38点は6億ドルだ」などと“口撃”。その後事態は沈静化していたが、最近になってPodcast『The Rex Chapman Show』に出演したレジェンドセンターは、この論争について再び口を開いた。

「(ゴベアが)羨ましいよ。だが、同時に嬉しくもある。マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のような超一流選手でなければ、あのような大金は手に入らないと思っていたからね。私の時代はそうだったが、今の子どもたちにとっては嬉しいことだろう」

「ルディ・ゴベアは、もはや平均的なビッグマンですらない。なぜなら、今求められている平均的なビッグマンとは、ピック&ポップなど何でもできる選手だ。

 彼は大きくて、背が高くて、一生懸命プレーして、素晴らしいディフェンスをして、ディフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。ただ、彼はレブロン(ジェームズ/レイカーズ)のようにはなれない。コビー(ブライアント/元レイカーズ)にも、シャックにも、そして(ケビン)ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズ)にも。それに加え、彼と同じようなことができるビッグマンはたくさんいる。だがこういった話をすると、みんなは私が嫉妬しているのだと言うだろう。彼が2億500万ドルも稼いでいることに嫉妬しているんだとね」
 
 これまでと比べ、今回の発言は非難の言葉を並べただけではなく、ゴベアの実績について一応は認める姿勢を見せている。ただ、やはりまだ超大型契約を結ぶに値するのかどうか、疑問を感じているといった印象だ。

 シャックが1996年にオーランド・マジックからレイカーズへ移籍した際に結んだ契約が、7年1億2000万ドル。当時としては超高額だったが、それでもゴベアの契約には遠く及ばないため、やはり”嫉妬心“もあるのだろう。

 シャックにこの契約の正しさを認めさせるには、ゴベアがジャズをリーグ制覇に導くしかない。はたして今季、チャンピオンシップを勝ち取りシャックの口を封じることができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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