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「多くのチームが彼の価値をわかっていない」ペイトンが伸び悩む息子を擁護。10日間契約を結ぶウォリアーズHCの評価は?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.26

父親譲りのディフェンス力を武器に、ペイトン二世(左)はNBA定着を目指す。(C)Getty Images

 NBAの世界には、2世選手として父をも上回る実績を残す選手たちがいる。現役ではデル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)を父に持つステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、マイカル・トンプソン(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)の息子クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)、スタン・ラブ(元ロサンゼルス・レイカーズほか)の息子ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)はその筆頭と言えよう。

 特にカリー親子は、父デルが通算1万2670得点(平均11.7点)、ステフも4月24日(日本時間25日、日付は以下同)終了時点で通算1万8039得点(平均24.0点)をマークしており、その合計は3万709得点。これは親子による通算得点でNBA歴代2位の記録で、この上をいくのは父ジョー・ブライアント(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、息子コビー・ブライアント(元レイカーズ)の計3万8895得点となっている。
 
 その一方、リーグ有数のシャープシューターとして活躍したグレン・ライス(元ホーネッツほか)の息子グレン・ライスJr.や、リーグトップクラスのポイントガード(PG)として1990年代から2000年代中盤にかけて活躍したゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)の息子ゲイリー・ペイトン二世は、なかなかNBAに定着できていない。

 NBAキャリア17シーズンで平均16.3点、3.9リバウンド、6.7アシスト、1.8スティールという成績を残し、2013年に殿堂入りしているペイトンは、先日出演した『NBC Sports Bay Area』の『Dubs Talk』の番組内で、現在ウォリアーズと2度目の10日間契約を結んでいる息子についてこう語っている。

「彼は今、とてもオールドスクールなプレーをしている。だが、多くのチームが彼の本当の価値をわかっていない。彼はディフェンスが好きであり、皆を巻き込んでプレーすることを好んでいるんだ。彼はそう、10(得点)、10(リバウンド)、10(アシスト)できるような選手になりたいのさ。今でもワークアウトし、努力していることを嬉しく思っているよ」
 
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カーHCも一目置くペイトン二世のディフェンス力