実力で周囲を認めさせ、その存在感はますます高まっているようだ。
トロント・ラプターズに所属する渡邊雄太は、充実の日々を過ごしている。2月下旬から3月にかけては出場なしも続いたが、4月に入ると一転して二桁の出場時間を確保し、現地時間4月19日には念願の本契約を掴み取った。その後もコンスタントに試合に出続け、5月2日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとの一戦でも、17分間の出場で6得点、4リバウンド、2アシストを記録し、チームの連敗ストップに貢献した。
チームに欠かせないピースになりつつある渡邊には、地元メディアも高評価を与えている。トロントの日刊紙『TORONTO STAR』は、渡邊の貢献の大きさを以下のように伝えた。
まずは強みである守備面について、レイカーズ戦でカイル・クーズマ、クリーブランド・キャバリアーズ戦でダリアス・ガーランドを渡邊が封じたことを振り返り、「誰かを特に強くマークするようワタナベに求めた場合に、比較的目立ったミスもなく一貫して頑張ってくれるのがわかっていることは、ニック・ナースにとって心強いだろう」と伝えた。ナースHC自身も、クーズマに上手く対応し、ガーランドにボールを触らせなかったことに満足するコメントを残している。
そして課題とされる攻撃面についても、「彼は前半戦よりも上手にボールを動かしており、来季を前にとても大きな飛躍を遂げた。日曜日(レイカーズ戦)は6点しか取らなかったが、攻撃面の出来はその数字をはるかに上回るものだった」と成長を評価した。
また、同記事はナースHCが特に重視する「汎用性」を渡邊が持ち合わせているとし、「差し迫った仕事がどんなものであろうと、ナースは気づけばワタナベを求めている」と記している。万能型の渡邊は重宝されているようだ。
チーム内での渡邊の重要度が増していることは、ラプターズファンのライター、マシュー・アイクホーン氏も認めるところだ。同氏はスポーツサイト『FANSIDED』の記事の中で、渡邊を絶賛している。
「活力、ハッスルの点でワタナベは推進力となり、スコアボードに残らない勝つためのプレーをしている。前評判はいまいちだったが、彼は期待を上回り、トップのロールプレイヤーになった。ワタナベの無限のエネルギーと努力は、チームとファンに希望を与えている。プレーオフに向けた最後の追い上げで、彼はチームの成功のキーマンになりそうだ」
ラプターズは現在、ウエスタン・カンファレンス11位。プレーイン・トーナメントの出場権が与えられる10位以内に入るには、残り7試合で3ゲーム差をひっくり返す必要があり、ここがまさに正念場だ。のぼり調子の勢いそのままに、キーマンの渡邊にはチームを救う活躍を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】3試合連続2桁得点をマークした渡邊雄太の4月ウィークリーハイライト
トロント・ラプターズに所属する渡邊雄太は、充実の日々を過ごしている。2月下旬から3月にかけては出場なしも続いたが、4月に入ると一転して二桁の出場時間を確保し、現地時間4月19日には念願の本契約を掴み取った。その後もコンスタントに試合に出続け、5月2日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとの一戦でも、17分間の出場で6得点、4リバウンド、2アシストを記録し、チームの連敗ストップに貢献した。
チームに欠かせないピースになりつつある渡邊には、地元メディアも高評価を与えている。トロントの日刊紙『TORONTO STAR』は、渡邊の貢献の大きさを以下のように伝えた。
まずは強みである守備面について、レイカーズ戦でカイル・クーズマ、クリーブランド・キャバリアーズ戦でダリアス・ガーランドを渡邊が封じたことを振り返り、「誰かを特に強くマークするようワタナベに求めた場合に、比較的目立ったミスもなく一貫して頑張ってくれるのがわかっていることは、ニック・ナースにとって心強いだろう」と伝えた。ナースHC自身も、クーズマに上手く対応し、ガーランドにボールを触らせなかったことに満足するコメントを残している。
そして課題とされる攻撃面についても、「彼は前半戦よりも上手にボールを動かしており、来季を前にとても大きな飛躍を遂げた。日曜日(レイカーズ戦)は6点しか取らなかったが、攻撃面の出来はその数字をはるかに上回るものだった」と成長を評価した。
また、同記事はナースHCが特に重視する「汎用性」を渡邊が持ち合わせているとし、「差し迫った仕事がどんなものであろうと、ナースは気づけばワタナベを求めている」と記している。万能型の渡邊は重宝されているようだ。
チーム内での渡邊の重要度が増していることは、ラプターズファンのライター、マシュー・アイクホーン氏も認めるところだ。同氏はスポーツサイト『FANSIDED』の記事の中で、渡邊を絶賛している。
「活力、ハッスルの点でワタナベは推進力となり、スコアボードに残らない勝つためのプレーをしている。前評判はいまいちだったが、彼は期待を上回り、トップのロールプレイヤーになった。ワタナベの無限のエネルギーと努力は、チームとファンに希望を与えている。プレーオフに向けた最後の追い上げで、彼はチームの成功のキーマンになりそうだ」
ラプターズは現在、ウエスタン・カンファレンス11位。プレーイン・トーナメントの出場権が与えられる10位以内に入るには、残り7試合で3ゲーム差をひっくり返す必要があり、ここがまさに正念場だ。のぼり調子の勢いそのままに、キーマンの渡邊にはチームを救う活躍を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】3試合連続2桁得点をマークした渡邊雄太の4月ウィークリーハイライト
関連記事
- 渡邊雄太はカルーソやロビンソンに続けるか?米メディアが“最高の2WAY契約選手”TOP10を発表!<DUNKSHOOT>
- 「逃げ出したくなることもあった」渡邊雄太が本契約までのNBAキャリアを回想「来シーズンの保証はない」と律する言葉も<DUNKSHOOT>
- 八村塁の躍進を支える“センパイ”ウエストブルック。その影響力に「ルイをより早く成長させている」と指揮官も感服<DUNKSHOOT>
- 驚異の20リバウンド、20アシストを記録したウエストブルック。178回目のトリプルダブルで、ロバートソン超えまであと4回に〈DUNKSHOOT〉
- 「考えたヤツはクビにすべき」レブロンが今季フォーマットを痛烈批判!しかし「昨季の発言と異なる」との指摘も<DUNKSHOOT>