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【NBA】八村塁、PO最多の21得点も1回戦敗退。5戦平均14.8点、FG成功率61.7%で2年目のシーズンを終える<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.03

八村は第5戦で21得点。シリーズ全5試合で2桁得点を記録したが、1勝4敗で初のプレーオフを終えた。(C)Getty Images

 6月2日(日本時間3日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズによるプレーオフ1回戦第5戦が行なわれ、ホームのシクサーズが129-112で勝利。シリーズ4勝1敗とし、1回戦突破を果たした。先発出場した八村塁は両軍最多の43分間プレーしてポストシーズン自己最多の21得点(フィールドゴール8/13、3ポイント1/3、フリースロー4/5)、6リバウンド、2アシストを記録した。

 ウィザーズはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、八村、ダニエル・ガーフォードに加え、前戦でふくらはぎを負傷したダービス・ベルターンスに代わってハウル・ネトが先発に復帰。対するシクサーズはベン・シモンズ、セス・カリー、ダニー・グリーン、トバイアス・ハリスのほか、第4戦で右ヒザを痛めたジョエル・エンビードに代わってマティス・サイブルが先発に名を連ねた。

 第1クォーター、ウィザーズはウエストブルック、ビール、八村が幸先良く得点を重ねてリードを奪う。同クォーター終盤に同点に追いつかれたものの、第2クォーターも八村のジャンパーに3ポイント、ネトやビールの奮闘などで大半の時間帯で試合を優位に進めた。しかし前半終盤、シクサーズはハリスの3ポイントとグリーンの連続得点で逆転。63-65で折り返した。
 
 第3クォーターは両者主導権の取り合いに。ウィザーズがウエストブルックの3ポイントで早々に逆転すると、シクサーズはカリーが連続12得点をあげて再びリードを奪い返す。その後は流れを掴んだシクサーズがシモンズやドワイト・ハワードらの活躍でリードを拡大。ウィザーズも八村のミドルジャンパーやロビン・ロペスのフックショットで追いすがるも、94-103で第3クォーターを終了。最終クォーターも勢いを加速させたシクサーズが最後は完勝を収め、シリーズ突破を決めた。

 シクサーズはプレーオフ自己最多の30得点をあげたカリーを筆頭に、ハリスが28得点、シモンズがトリプルダブル(19得点、10リバウンド、11アシスト)と主軸がチームを牽引。ベンチポイントでも40-19と大差をつけた。2年ぶりに進出したカンファレンス・セミファイナルでは、1回戦でニューヨーク・ニックスを下した第5シードのアトランタ・ホークスと対戦する。

 一方、前戦で意地の1勝をあげたウィザーズは、この日もビールが両軍最多の32得点、ウエストブルックが24得点、10リバウンド、8アシストを記録するも、2人でフィールドゴール(FG)成功率39.5%(17/43)、ターンオーバー9と効率の悪さが顕著に。八村はFG13本中8本を決めて21得点。シリーズ5戦で平均14.8点、FG成功率61.7%(29/47)、3ポイント成功率60.0%(9/15)、7.2リバウンドと初のプレーオフで躍動したものの、第1シード相手にアップセットは叶わず。2年目のシーズンの幕を閉じた。

構成●ダンクシュート編集部
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【動画】第1シード相手に躍動!21得点をマークした八村の第5戦ハイライト