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東京五輪

リラードが東京五輪でアメリカ代表デビューへ!「出場の大きな決め手になったのは…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.18

7月に31歳を迎えるリラードは、ポポビッチの下でプレーすることを望み、代表入りを決意したという。(C)Getty Images

7月に31歳を迎えるリラードは、ポポビッチの下でプレーすることを望み、代表入りを決意したという。(C)Getty Images

 6月15日(日本時間16日、日付は以下同)、来月開催される東京オリンピックで、アメリカ代表としてデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が参戦すると『The Athletic』と『Yahoo! Sports』が報じた。

 グリーンは2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに続いて2大会連続、リラードとテイタムは五輪初出場となる。

 それから数日後、リラードが『Columbian.com』へ現在の心境について語った。今季でキャリア9シーズン目を終えたリラードは、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ6度も選出された実績を持つ、誰もが認めるリーグ屈指のスーパースターだ。

 ただ、これまでアメリカ代表として国際大会に出場した経験はなく、14年と17年にトレーニングキャンプへ参加したのみ。14年のFIBAワールドカップを前にエキシビジョンゲームをこなしたものの、ロースター入りはならなかった。

 そんなリラードの心を動かしたのは、アメリカ代表でヘッドコーチ(HC)を務めるポップことグレッグ・ポポビッチ(サンアントニオ・スパーズHC)だったという。
 
「ポップが代表チームのコーチになったこと。それが出場を約束するうえで大きな決め手になった。俺はコーチ、そして人としてポップのことをすごくリスペクトしている。彼のためにプレーできること、彼が指揮するバスケットボールを体験できることを楽しみにしている」

 アメリカ代表を指揮するポポビッチHCはスパーズで25シーズン指揮を執り、5度の優勝を飾っており、通算1963試合で1310勝653敗(勝率66.7%)を記録。歴代3位の勝利数を誇る名将である。

 代表チームは7月6日からラスベガスでスタートするトレーニングキャンプに向け、今月末にキャンプ参加メンバーを発表予定なのだが、現時点でこの3選手に加えて出場が噂されているのはウォリアーズのステフィン・カリー(本人は五分五分と発言)、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールくらい。

 リラードは「偉大な選手たちがひとつにまとまったチームになっていけるといいね。俺は(まだ出場を決めていない選手たちへ)『おっ、デイムがプレーするのか。じゃあ俺もプレーしなきゃ』とまで言わせる必要はないと思っている。でも出来たらトッププレーヤーたちにも出場をコミットしてほしいね。だってスペシャルなことを成し遂げるチームの一員になれる絶好のチャンスなんだから」と期待を口にしていた。
 
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