現地時間7月14日、ミルウォーキー・バックスは、フェニックス・サンズとのNBAファイナル第4戦に臨む。シリーズ成績はバックスの1勝2敗だが、ホームに戻った第3戦で相手の勢いを止めたのは大きい。そのなかで、エースのヤニス・アデトクンボが爆発しており、2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を経験した解説者のケンドリック・パーキンスも、もっと評価されるべきだと主張している。
イースタン・カンファレンス決勝第4戦で左ヒザを痛めたアデトクンボだが、NBAファイナル初戦で復帰。第2戦で42得点、第3戦で41得点を叩き出す圧巻のパフォーマンスを披露した。
NBAファイナルにおいて、2試合連続で40得点以上をマークしたのはアデトクンボで史上6人目だ。リック・バリー(1967年/サンフランシスコ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、シャキール・オニール(2000年/ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(2016年/クリーブランド・キャバリアーズ)が1回、ジェリー・ウエスト(65、69年/当時レイカーズ)が2回、そして93年のマイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)が4試合連続で達成している。
“ジョーダン超え”を期待する声を牽制するかのように、アデトクンボ本人は「僕はマイケル・ジョーダンじゃない」と語ったが、必然的に周囲の見る目がレジェンドを比較対象としていくのは間違いだろう。
19、20年に史上12人目となる2年連続MVP受賞を果たし、攻守でリーグトップクラスの活躍を見せてきたが、優勝未経験ということもあり、殿堂入り選手レベルの高い評価を与えられてこなかった印象も強い。そのなかで、ファイナル第3戦の活躍を受け、パーキンスは『ESPN』の番組『KJZ』で、「ヤニスはさらなるリスペクトに値するか?」との問いに自らの見解を述べた。
「ヤニスはNBAで最も支配的な選手だ。過去3年、ヤニスはPER(効率評価)を含めて歴史的な数字を残してきた。レブロン・ジェームズがクリーブランドにいた時と同じことが起こっている。ヤニスはもっとリスペクトされ始めなければならない。シャキール・オニール、レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウエストブルックと同様だ。ただ、彼にはもっとキラーインスティクト(相手にとどめを刺す本能)がほしい」
もっとも、パーキンスはバックスがNBAファイナルを制するためには、アデトクンボだけでなく、“第2の男”であるクリス・ミドルトンのステップアップが必要だとも説いている。
「繰り返しになるが、クリス(ミドルトン)がバットマン、ヤニスがロビンだ」
チームに勝利をもたらすべく自身の仕事を最大限の力でこなすなかで、ファイナルの40得点連続記録、そして念願のNBAタイトルを手にすることになれば、“グリーク・フリーク”の評価はこれまで以上に高まるに違いない。
構成●ダンクシュート編集部
イースタン・カンファレンス決勝第4戦で左ヒザを痛めたアデトクンボだが、NBAファイナル初戦で復帰。第2戦で42得点、第3戦で41得点を叩き出す圧巻のパフォーマンスを披露した。
NBAファイナルにおいて、2試合連続で40得点以上をマークしたのはアデトクンボで史上6人目だ。リック・バリー(1967年/サンフランシスコ/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、シャキール・オニール(2000年/ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(2016年/クリーブランド・キャバリアーズ)が1回、ジェリー・ウエスト(65、69年/当時レイカーズ)が2回、そして93年のマイケル・ジョーダン(当時シカゴ・ブルズ)が4試合連続で達成している。
“ジョーダン超え”を期待する声を牽制するかのように、アデトクンボ本人は「僕はマイケル・ジョーダンじゃない」と語ったが、必然的に周囲の見る目がレジェンドを比較対象としていくのは間違いだろう。
19、20年に史上12人目となる2年連続MVP受賞を果たし、攻守でリーグトップクラスの活躍を見せてきたが、優勝未経験ということもあり、殿堂入り選手レベルの高い評価を与えられてこなかった印象も強い。そのなかで、ファイナル第3戦の活躍を受け、パーキンスは『ESPN』の番組『KJZ』で、「ヤニスはさらなるリスペクトに値するか?」との問いに自らの見解を述べた。
「ヤニスはNBAで最も支配的な選手だ。過去3年、ヤニスはPER(効率評価)を含めて歴史的な数字を残してきた。レブロン・ジェームズがクリーブランドにいた時と同じことが起こっている。ヤニスはもっとリスペクトされ始めなければならない。シャキール・オニール、レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウエストブルックと同様だ。ただ、彼にはもっとキラーインスティクト(相手にとどめを刺す本能)がほしい」
もっとも、パーキンスはバックスがNBAファイナルを制するためには、アデトクンボだけでなく、“第2の男”であるクリス・ミドルトンのステップアップが必要だとも説いている。
「繰り返しになるが、クリス(ミドルトン)がバットマン、ヤニスがロビンだ」
チームに勝利をもたらすべく自身の仕事を最大限の力でこなすなかで、ファイナルの40得点連続記録、そして念願のNBAタイトルを手にすることになれば、“グリーク・フリーク”の評価はこれまで以上に高まるに違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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