男子バスケットボール日本代表は、3戦3敗の予選敗退で東京五輪を終えた。八村塁と渡邊雄太という2人のNBAプレーヤーを有し、1976年のモントリオール大会以来45年ぶりの五輪に挑んだ日本だったが、FIBA世界ランク2位のスペイン、同4位のアルゼンチン、同16位のスロベニアを前にして、目標としていた1勝には遠く及ばなかった。
健闘虚しく、あっさりと大会を去ったホスト国の戦いぶりを、海外メディアも残念そうに振り返っている。
バスケ専門サイト『TalkBasket.net』は、「親善試合でベルギーとフランスを説得力のある内容で下し、日本がジャイアントキリングを見せる可能性もあった」としつつ、「攻守に苦労し、日本はすぐに五輪が全く別の魔物であることを学んだ」と綴り、国際舞台での真剣勝負の厳しさを伝えた。
同記事は敗因として、シンプルな戦力不足と守備面の問題を厳しく指摘している。
「日本はチーム全体の頑張りが見られず、この舞台で戦い抜くのに十分なタレントを持っていなかった。ルカ・ドンチッチ(スロベニア)やリッキー・ルビオ(スペイン)、ファクンド・カンパッソ(アルゼンチン)らNBAプレーヤーは、日本のガードを相手にしても自由にプレーしており、バックコートでの守備をこれからは改善する必要がある」
一方、FIBA公式サイト『FIBA.basketball』は、予選で印象的だった9人の選手のうちの1人として、八村塁をリストアップ。2019W杯の優勝国(スペイン)と準優勝国(アルゼンチン)、そして2017年欧州選手権優勝国(スロベニア)と同居したことに同情を示しつつ、その中で輝きを見せた八村を称賛した。
「我々は9人のうち8人を、決勝トーナメントに進んだ8チームから選んだ。もう1人については、0勝3敗に終わったのだが、パフォーマンスがあまりに良かったために無視することができず、リストアップした。ハチムラは自分がしたことを誇って良いし、日本はハチムラを誇って良い。日本は、スロベニアとの試合で34得点をあげられる23歳のリーダーを有している」
強豪国との間の大きな差を改めて認識させられる結果となったわけだが、15年前の世界選手権では49点だったスペインとの点差を11点に縮めたことを見ても、アカツキファイブがポジティブな方向へ向かっていることは間違いない。日本・フィリピン・インドネシアの共催で行なわれる2年後のW杯に向け、今回の経験を前向きに生かしていきたいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
健闘虚しく、あっさりと大会を去ったホスト国の戦いぶりを、海外メディアも残念そうに振り返っている。
バスケ専門サイト『TalkBasket.net』は、「親善試合でベルギーとフランスを説得力のある内容で下し、日本がジャイアントキリングを見せる可能性もあった」としつつ、「攻守に苦労し、日本はすぐに五輪が全く別の魔物であることを学んだ」と綴り、国際舞台での真剣勝負の厳しさを伝えた。
同記事は敗因として、シンプルな戦力不足と守備面の問題を厳しく指摘している。
「日本はチーム全体の頑張りが見られず、この舞台で戦い抜くのに十分なタレントを持っていなかった。ルカ・ドンチッチ(スロベニア)やリッキー・ルビオ(スペイン)、ファクンド・カンパッソ(アルゼンチン)らNBAプレーヤーは、日本のガードを相手にしても自由にプレーしており、バックコートでの守備をこれからは改善する必要がある」
一方、FIBA公式サイト『FIBA.basketball』は、予選で印象的だった9人の選手のうちの1人として、八村塁をリストアップ。2019W杯の優勝国(スペイン)と準優勝国(アルゼンチン)、そして2017年欧州選手権優勝国(スロベニア)と同居したことに同情を示しつつ、その中で輝きを見せた八村を称賛した。
「我々は9人のうち8人を、決勝トーナメントに進んだ8チームから選んだ。もう1人については、0勝3敗に終わったのだが、パフォーマンスがあまりに良かったために無視することができず、リストアップした。ハチムラは自分がしたことを誇って良いし、日本はハチムラを誇って良い。日本は、スロベニアとの試合で34得点をあげられる23歳のリーダーを有している」
強豪国との間の大きな差を改めて認識させられる結果となったわけだが、15年前の世界選手権では49点だったスペインとの点差を11点に縮めたことを見ても、アカツキファイブがポジティブな方向へ向かっていることは間違いない。日本・フィリピン・インドネシアの共催で行なわれる2年後のW杯に向け、今回の経験を前向きに生かしていきたいところだ。
構成●THE DIGEST編集部