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東京五輪

「苦しい道のりだった」靭帯断裂から復帰した本橋菜子は感無量。初の銀メダルで「ここから日本の歴史は変わっていく」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.08.08

本橋はベンチ出場ながらチーム2位の16得点をあげる活躍を見せた。(C)Getty Images

本橋はベンチ出場ながらチーム2位の16得点をあげる活躍を見せた。(C)Getty Images

 8月8日、東京五輪女子バスケットボールの決勝が行なわれ、世界ランキング10位の日本代表は1位のアメリカに75-90で敗れるも、初の銀メダルを獲得した。

 この日の日本はアメリカに12本のブロックを食らい、フィールドゴール成功率は36.4%(28/77)、決勝まで成功率40%以上を誇った3ポイントも25.8%(8/31)に沈んだ。

 そんななかでチームを必死に盛り立てたのが本橋菜子だ。ベンチスタートながら3ポイント4本を含むチーム2位の16得点に加え、5リバウンド、4アシストとオールラウンドな働きを見せた。

 本橋は昨年11月、日本代表の合宿中に右ヒザ靭帯を断裂する大ケガを追ったが、懸命にリハビリに励み、大会前に復帰。紆余曲折あった27歳の司令塔は、試合後に涙を浮かべながら「ここまで長い戦いだったので、こうやってメダルを取れて凄い嬉しいです」と感無量の表情を浮かべた。
 
 決勝は「本当にたくさんの方々に支えてもらって、このオリンピックの舞台に立つことができたので、その人たちへ感謝の気持ちと、ここまで苦しい道のりだったんですけど、頑張ってきた自分にも最後に思い切りそれを全部出し切れたらいいなと思ってやりました」と振り返った。

 今後については「ここから日本の歴史はまだまだ変わっていくと思うので、これからも頑張っていきたいです」と意気込みつつも、「東京オリンピックを目標にやっていたので、とりあえず休みたいです」と笑顔で語った。

構成●ダンクシュート編集部

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