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ジョーダンからの“直電”にホーネッツの新人が大興奮!「どれだけ凄いことかわかるかい?」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.15

不振のルーキーに直々に電話をかけたジョーダン(右)。レジェンドからの激励にブックナイト(左)は大興奮したという。(C)Getty Images

 8月8日(日本時間9日、日付は以下同)からラスベガスで幕を開けたサマーリーグ。各チームが激戦を繰り広げるなか、14日終了時点でシャーロット・ホーネッツは4戦全敗を喫している。12日のサンアントニオ・スパーズ戦、14日のトロント・ラプターズ戦はいずれも1点差で落としているだけに、16日のシカゴ・ブルズ戦では何としてでも勝利を収めたいところだ。

 ホーネッツのサマーリーグのロースターには、昨季の新人王であるラメロ・ボールの兄、リアンジェロが登録されている。ただ、今回は先日行なわれたNBAドラフトの1巡目11位で指名された、ルーキーのジェームズ・ブックナイトについて見ていきたい。

 コネティカット大での昨季は平均13.0点、4.1リバウンド、1.3アシストをマークしたシューティングガードは、8日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で19得点と好スタート。しかし9日のサクラメント・キングス戦ではフィールドゴール成功率36.4%(4/11)と低調で、11得点に5ターンオーバーと苦しんでいた。
 
 するとその試合後、ブックナイトはホーネッツの球団オーナー、つまりマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)からテキストメッセージを受け取り、さらに電話すると言われたことを『USA TODAY SPORTS』に明かしている。

「彼は基本的には僕のゲームについて批評してきた。彼の視点でね。でも20歳の新人が、バスケットボール史上最高の選手から助言されるなんて滅多にないこと。だから僕はそれを胸にしまい、真摯に受け止めたよ」

 ジョーダンとの電話についてそう話したブックナイトは、"神様"からのアドバイスが効果てきめんだったか、続くスパーズ戦で素晴らしい活躍を見せる。フィールドゴール成功率を47.8%(11/23)に改善させ、チームトップの23得点、8アシストにターンオーバーなしと見事に復調。試合終盤にはチームを一時逆転へと導くレイアップも成功させており、最終的には惜敗したものの、そのパフォーマンスは際立っていた。
 
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ジョーダンからの“直電”に「どれだけ凄いことかわかるかい?」とブックナイト