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東京五輪

史上初4強の車いすバスケ日本代表が個人成績でも上位に!新エース候補の鳥海が5部門で大会トップ5、香西は3ポイント成功率で1位

ダンクシュート編集部

2021.09.02

オーストラリアを破り、史上初の準決勝進出を果たした日本代表。鳥海や藤本、香西らを中心にチーム一丸で初のメダルに挑む。(C)Getty Images

オーストラリアを破り、史上初の準決勝進出を果たした日本代表。鳥海や藤本、香西らを中心にチーム一丸で初のメダルに挑む。(C)Getty Images

 東京パラリンピックで、車いすバスケットボール男子日本代表が快進撃を見せている。

 予選ラウンドを4勝1敗のグループ2位で勝ち抜けた日本は、9月1日の準々決勝でも会心のゲームを披露。2018年世界選手権3位の強豪オーストラリアを相手に第2クォーター序盤以降、終始リードを奪い、61-55で破って史上初の準決勝進出を果たした。

 この試合で勝利の立役者となったのが、22歳の新エース候補・鳥海連志(ちょうかいれんし)だ。チーム最長の36分40秒出場した鳥海は持ち前のスピードを武器にコートを駆け回り、15得点、12リバウンド、9アシスト、4スティール、1ブロックを記録。コロンビアとの初戦に続くトリプルダブル達成とはならなかったものの、4点差に迫られた試合終盤には値千金のスティールから速攻を決め、勝利を手繰り寄せた。

 車いすバスケでは個々の障害の程度によって持ち点(1.0~4.5)が与えられており、生まれつき両手足に障害がある鳥海は、2.5ポイントと比較的障害が重い「ローポインター」にあたる。これらの選手は得点源のハイポインターをサポートする役割を任される場合が多いが、鳥海はここまで平均9.3点、10.0リバウンド、7.5アシストと従来の選手像を覆す働きぶりで日本の大きな強みとなっている。
 
 その証拠に、6試合を終えた2日時点で、鳥海は5部門で大会トップ5にランクイン。45本で3位のアシストをはじめ、総リバウンド数(60本)で4位タイ、ディフェンシブ・リバウンド数(51本)で4位、ファウルを受けた回数(27回)も4位タイ、さらにスティール数は15本で全選手中トップに立っている。

 もちろん、日本の快進撃は1人の活躍によるものではない。チームトップの平均15.0点をあげるベテランの香西宏昭は6試合で大会最多タイとなる11本の3ポイントを決め、成功率55.0%は2位の37.0%を大きく引き離して断トツ(1試合平均2本以上試投が対象)。フィールドゴール成功率も大会5位の51.4%を誇る。

 その香西とともに長年日本を牽引してきた藤本怜央も、平均12.7点をマークし2ポイント成功率は大会9位の52.5%。ゴール下で存在感を放つ秋田啓は平均13.2点、4.8リバウンドに加え、フィールドゴール成功率で大会4位(52.1%)の活躍を見せている。

 彼らが好スタッツを残すことができるのは、キャプテンの豊島英や川原凜、赤石竜我らローポインターの献身的な働きがあればこそ。ベスト8の壁を破った“史上最強”の日本が、初のメダルをかけて3日のイギリス戦に挑む。

構成●ダンクシュート編集部
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【動画】勝利を呼び込むビッグプレー!鳥海が値千金のスティールから速攻を決める

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