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NBA

【NBA背番号外伝】最も有名なのは“奇才”ロッドマン! 名PGが愛用した「10番」を振り返る<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.09.17

10番着用者で最も有名なのがロッドマン(右)。フレイジャー(左上)、ハーダウェイ(左下)ら名PGが多いのも特徴だ。(C)Getty Images

10番着用者で最も有名なのがロッドマン(右)。フレイジャー(左上)、ハーダウェイ(左下)ら名PGが多いのも特徴だ。(C)Getty Images

 サッカーではエースナンバーとして知られる10番は、NBAでも多くの名手たちが背負ってきた番号だ。ポジションはPGが多く、職人肌から個性派まで多士済々。マイク・コンリー(ユタ・ジャズ)ら昨季は18人が着用し、永久欠番は9人を数える。

 そのなかで、最も有名な10番は、デニス・ロッドマンだろう。派手な髪形やタトゥーでも注目を集めたリーグ史に残る奇才は、デトロイト・ピストンズでの7年間とサンアントニオ・スパーズでの2年間でこの番号を背負った。

 92年から7年連続でリバウンド王となった名手は、95年に移籍したシカゴ・ブルズではボブ・ラブの欠番だったため91番に変えたが、それも9+1で10になるからだった。2011年にピストンズの欠番になった際には、同球団で10番を使っていたグレッグ・モンローは「お前がつけたいなら変える必要はない」とロッドマンから言われ、15年まで着用を続けた。

 現在TV解説者を務めるウォルト・フレイジャーは、卓越した得点力と守備力を兼ね備え、70、73年にニューヨーク・ニックスの優勝に大きく貢献。モード誌の表紙を飾るなど、ファッションセンスも抜群だった。
 
 アール・モンローもボルティモア・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)時代にこの番号を選択。華やかなプレーで人気を博し、名前をもじった“パール”や、神業とも思えるプレーの数々からついた“ブラック・ジーザス”などのニックネームで親しまれた。

 71-72シーズン途中にニックスへ移籍した際にはフレイジャーがいたために33番に変更。その後は引退まで15番だった。同時代で欠番になったPGとしては76年のファイナルMVP、ジョ・ジョ・ホワイト(ボストン・セルティックス)もいる。

 ジョン・ストックトンに抜かれるまで通算スティール1位だったモーリス・チークス(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、守備職人のネイト・マクミラン(シアトル・スーパーソニックス=現オクラホマシティ・サンダー)も欠番だが、いずれも若いファンにとっては選手としてより、コーチとしての印象が強いだろう。名選手ではないが、16年にクリーブランド・キャバリアーズが優勝したときのHCタロン・ルー(現ロサンゼルス・クリッパーズHC)は、現役時代に7球団で10番以外つけなかった。

 ティム・ハーダウェイは“キラークロスオーバー”と呼ばれる切れ味鋭いドリブルと思い切りの良いシュートで相手を翻弄。アロンゾ・モーニングとともに90年代のマイアミ・ヒートを常勝軍団に押し上げ、チーム史上3人目の欠番となった。息子のティム・ハーダウェイJr.も現在はダラス・マーベリックスで11番だが、アトランタ・ホークス在籍時に10番を使っていた。
 
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