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現役引退のレディックは2部門でトップ20入り。NBA3ポイント成功数&成功率ランキングを発表<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.23

引退を発表したレディック(左)は成功数と成功率でともにトップ20入り。カリー、トンプソンの両名も歴史に名を刻んでいる。(C)Getty Images

 現地時間9月21日、ダラス・マーベリックスのJJ・レディックが現役引退を発表した。

 2006年に名門デューク大で全米最優秀選手に輝いたレディックは、同年のドラフト全体11位でオーランド・マジックに入団。NBA屈指の3ポイントシューターとして頭角を現わし、ロサンゼルス・クリッパーズ時代の2015-16シーズンには成功率47.5%で初のタイトルを獲得した。

 昨季までのキャリア15シーズンで積み上げた3ポイントは1950本。これは現役選手中5位、歴代でも15位にランクインする好記録だ。また、通算3ポイント成功率41.5%は、歴代17位に相当する。

 そこで今回は、NBAの3ポイント成功数&成功率のランキングをお届け。現段階でレディックを上回っている、また今後追い抜く可能性がある選手は誰なのか。まずは成功数トップ20からご覧いただこう。

■NBA3ポイント成功数トップ20
※記録はすべてレギュラーシーズンのもの。◆=現役(昨季NBAに在籍)
1位:レイ・アレン/2973本(試投7429本/1300試合)
2位:ステフィン・カリー/2832本(試投6540本/762試合)◆
3位:レジー・ミラー/2560本(試投6486本/1389試合)
4位:カイル・コーバー/2450本(試投5715本/1232試合)
5位:ジェームズ・ハーデン/2445本(試投6728本/877試合)◆
6位:ヴィンス・カーター/2290本(試投6168本/1541試合)
7位:ジェイソン・テリー/2282本(試投6010本/1410試合)
8位:ジャマール・クロフォード/2221本(試投6379本/1327試合)
9位:ポール・ピアース/2143本(試投5816本/1343試合)
10位:デイミアン・リラード/2051本(試投5468本/682試合)◆
 
11位:ジェイソン・キッド/1988本(試投5701本/1391試合)
12位:ダーク・ノビツキー/1982本(試投5210本/1522試合)
13位:レブロン・ジェームズ/1979本(試投5738本/1310試合)◆
14位:ジョー・ジョンソン/1978本(試投5331本/1276試合)
15位:JJ・レディック/1950本(試投4704本/940試合)◆
16位:JR・スミス/1930本(試投5178本/977試合)
17位:チャンシー・ビラップス/1830本(試投4725本/1043試合)
18位:カイル・ラウリー/1827本(試投4967本/960試合)◆
18位:コビー・ブライアント/1827本(試投5546本/1346試合)
20位:クレイ・トンプソン/1798本(試投4291本/615試合)◆

 3ポイントシュートはここ10年ほどで急速に試投数が増えたため、ランキングは近代の選手が大半を占める。そのなかでも1位のアレンと3位のミラーは、一時代前のNBAを代表するシューターとして長く上位に君臨している。

 2人の間に挟まれているカリーは、3ポイント全盛の現代NBAを象徴する存在。2015-16シーズンにはリーグ新記録の年間402本の大記録を打ち立て、2013年以降の9シーズン中6シーズンでリーグ最多成功数をマークしている。昨季も63試合で337本を決めており、今季中にはアレンを抜いてトップの座に躍り出ることが濃厚だ。

 そのほかの現役では、ハーデンとリラードがハイペースで3ポイントを量産中。新シーズンではハーデンが3位、リラードが6位へジャンプアップする可能性が高い。また、カリーの相棒であり、過去2シーズンの全休から復活するトンプソンにも注目。故障前は7年連続で200本以上の3ポイントを沈めているスナイパーは、本来の実力を発揮できれば一気にレディックを抜き去り、2000本の大台に到達できるだろう。
 
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