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NBA

新人王最右翼のカニングハム、ドラフト時から約5kgのビルドアップに指揮官も感嘆「良い夏を過ごせた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.30

栄えあるドラフト全体1位でピストンズに入団したカニングハム。ケイシーHC(右)も特大の期待を寄せる。(C)Getty Images

栄えあるドラフト全体1位でピストンズに入団したカニングハム。ケイシーHC(右)も特大の期待を寄せる。(C)Getty Images

 現地10月19日からスタートするNBAの2021-22シーズン。今季も多くの若き逸材たちがデビューを控えているが、現時点で最も新人王の呼び声高いルーキーは、デトロイト・ピストンズのケイド・カニングハムだろう。ドラフト全体1位指名を受けた203cmの大型ポイントガードは、タレント揃いと言われる2021年組の中でも頭ひとつ抜けた存在と言われている。

 サマーリーグでは3戦目に3ポイント7本を含むチームトップの24得点をあげるなど、さっそく才能の片鱗を見せつけたカニングハムだが、トレーニングキャンプが始まるまでの間も鍛錬を怠らなかったようだ。ドウェイン・ケイシーHCによると、彼はドラフト時から現在までの約2か月で5.4kgもビルドアップしてきたという。

「うちの選手たちは夏の間ずっと、デトロイトやそれぞれの地元を行ったり来たりしながらトレーニングに励んできた。我々はコーチを彼らの故郷に同行させたりもしたし、本当に良い夏を過ごせたよ。(ルーキーの)ルカ・ガルザは体調を崩さずに体重も減らした。そしてケイドは、体重を93.4kgから98.9kgまで増やしたんだ。“デトロイト・ピストン”になるには、ハードに取り組まなきゃいけないのさ」
 
 NBAで長くコーチを務め、多くの選手を育ててきたケイシーHCの目から見ても、カニングハムの“やる気”は合格点を与えられるものだった。さらに若干20歳のルーキーは、オフの大半をトレーニングに費やしただけでなく、新しいチームメイトとの交流も深めてきたという。

 もっとも、すべての努力の成果が試されるのは開幕してから。長いシーズンの間には浮き沈みを経験し、プロの壁にぶつかることもあるだろう。そうした苦境でも今の前向きな姿勢を失わず、ケイシーHCも辛抱強く金の卵を使い続けることで、カニングハム、そしてチームにとって明るい未来が訪れるはずだ。

構成●ダンクシュート編集部
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