専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「なんだかムカつく」“最強スコアラー論争”にレブロンは不満?「決して俺の名前は出ないんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.06

高い得点力を誇るレブロンだが、オールラウンダーとしての才覚が際立つあまり歴代最強スコアラーとして名が挙がることはあまりない。“キング”はその点が不満のようだ。(C)Getty Images

高い得点力を誇るレブロンだが、オールラウンダーとしての才覚が際立つあまり歴代最強スコアラーとして名が挙がることはあまりない。“キング”はその点が不満のようだ。(C)Getty Images

 今季でキャリア19シーズン目を迎えるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ。これまで4度の優勝を勝ち取り、シーズンMVPとファイナルMVPにそれぞれ4度輝いたほか、18度出場したオールスターでMVPに3度選出、オールNBAチームに17度、オールディフェンシブチームにも6度選ばれるなど、輝かしい実績を残してきた。

 昨年発表されたNBAの75周年記念チームにも当然のように選ばれており、『ESPN』と『The Athletic』が選定した歴代プレーヤーランキングでもマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に次いで2位にランクイン。史上最強を意味する“G.O.A.T.(Greatest Of All Time)”論でもジョーダンやウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア/現ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)らとともに頻繁に名前が挙がるスーパースターだ。

 もっとも、レブロン自身はこの“G.O.A.T.”論で気に入らない点があるという。現地時間3月4日(日本時間5日、日付は以下同)、YouTubeに公開された『UNINTERRUPTED』の『The Shop』で、レブロンはこう話していた。
 
「クレイジーなのは、俺は生粋のスコアラーではないということ。俺はチームメイトたちを絡めてプレーするのが大好きなんだ。いつもそうやってきた。俺のパスからチームメイトたちが成功を掴むのを見てきたんだ。俺はそういうタイプの男。だから歴代最高のスコアラーについて話される時、彼らは決して俺の名前を出したりしないんだ」

 これまでもレブロンは“スコアラー”と評されることを好んでいなかった。チームプレーヤーとして、味方を生かして勝利を掴み取るリーダー、そしてオールラウンダーとして活躍してきた自負がある。

 しかし同時に、6日終了時点で、レブロンは歴代3位となる通算3万6720得点をマーク。キャリア平均27.08点も歴代5位で、現役でもケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/歴代4位)の同27.11点に次いで2位と、これまでのキャリアで数多の得点を生み出してきた。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号