オールスターガードのジャ・モラント率いるメンフィス・グリズリーズは、現地時間3月8日のニューオリンズ・ペリカンズ戦に132-111で勝利し、今季戦績を45勝22敗(勝率67.2%)とした。
最大36点差をつけて圧勝したグリズリーズは、モラントが24得点、8リバウンド、8アシスト、ジャレン・ジャクソンJr.が22得点、3ブロック、デズモンド・ベインが22得点、5リバウンド、6アシストをマーク。
球宴後は4勝3敗とペースは若干落ちたものの、ゴールデンステイト・ウォリアーズが5連敗を喫したこともあり、グリズリーズはウエスタン・カンファレンス2位まで浮上した。
8日の『NBA on TNT』の番組内で、殿堂入りセンターで現在はNBAのご意見番として活躍するシャキール・オニール氏(シャック)は、現役時代にデュオを組んだアンファニー“ペニー”ハーダウェイ、コビー・ブライアントを引き合いに出して、モラントをこう絶賛していた。
「あのキッド(若者)のことはこう見るべきだ。『お前はリーグのベストプレーヤーだ』とね。彼は『マジ?』って感じだったがな。でも俺はそう言ったんだ。『俺は彼とはプレーしていないが、お前が本当のベストだ。俺はお前こそがベストだと約束する』とね。ジャは凄いよ。ペニーも、コビーもそんな感じだった。ヤツはこの先、リーグの顔になるのは間違いない」
22歳のモラントは、ペリカンズ戦を終えて平均27.5点、5.8リバウンド、6.7アシスト、1.2スティールにフィールドゴール49.5%をマーク。
さらにビッグマン越しの強烈なダンクや空中で身体を反転させて決めるレイアップ、ディープスリーなど、プレーの一つひとつに華があり、それでいてチームを勝利に導いているのだから、シャックの意見を全否定する者はもはや皆無だろう。
今月4日に『NBA.com』が更新したMVP候補ランキングで、モラントはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)に次いで5位に入っており、リーグ最高級の選手へ躍進したと言っていい。
3日のボストン・セルティックス戦では敗れたとはいえ、モラント(38得点)は相手エースのジェイソン・テイタム(37得点)と激しいスコアリングバトルを演じ、ボストンのファンを熱狂させたことも記憶に新しい。
「今夜は衝撃的だった。2人の男が躍動し、チームを勝利へと導くべくベストを尽くした素晴らしい瞬間になったと思うね。僕らのプレーを観ていると、情熱たっぷりに、かつ凄く楽しんでプレーしていると分かるはずだ。実際、めちゃくちゃ楽しかったんだ」
テイタムが試合後にそう話したように、相手のベストプレーヤーさえも刺激するモラントは、3年目で唯一無二のプレーヤーへと上りつめたのかもしれない。
グリズリーズは足首を痛めて1月上旬から戦線離脱していたディロン・ブルックスの復帰が近づいており、ここからますます戦力が充実することが予想されている。ベストメンバーが揃ったチームが、どこまで勝ち星を伸ばすことができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
最大36点差をつけて圧勝したグリズリーズは、モラントが24得点、8リバウンド、8アシスト、ジャレン・ジャクソンJr.が22得点、3ブロック、デズモンド・ベインが22得点、5リバウンド、6アシストをマーク。
球宴後は4勝3敗とペースは若干落ちたものの、ゴールデンステイト・ウォリアーズが5連敗を喫したこともあり、グリズリーズはウエスタン・カンファレンス2位まで浮上した。
8日の『NBA on TNT』の番組内で、殿堂入りセンターで現在はNBAのご意見番として活躍するシャキール・オニール氏(シャック)は、現役時代にデュオを組んだアンファニー“ペニー”ハーダウェイ、コビー・ブライアントを引き合いに出して、モラントをこう絶賛していた。
「あのキッド(若者)のことはこう見るべきだ。『お前はリーグのベストプレーヤーだ』とね。彼は『マジ?』って感じだったがな。でも俺はそう言ったんだ。『俺は彼とはプレーしていないが、お前が本当のベストだ。俺はお前こそがベストだと約束する』とね。ジャは凄いよ。ペニーも、コビーもそんな感じだった。ヤツはこの先、リーグの顔になるのは間違いない」
22歳のモラントは、ペリカンズ戦を終えて平均27.5点、5.8リバウンド、6.7アシスト、1.2スティールにフィールドゴール49.5%をマーク。
さらにビッグマン越しの強烈なダンクや空中で身体を反転させて決めるレイアップ、ディープスリーなど、プレーの一つひとつに華があり、それでいてチームを勝利に導いているのだから、シャックの意見を全否定する者はもはや皆無だろう。
今月4日に『NBA.com』が更新したMVP候補ランキングで、モラントはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)に次いで5位に入っており、リーグ最高級の選手へ躍進したと言っていい。
3日のボストン・セルティックス戦では敗れたとはいえ、モラント(38得点)は相手エースのジェイソン・テイタム(37得点)と激しいスコアリングバトルを演じ、ボストンのファンを熱狂させたことも記憶に新しい。
「今夜は衝撃的だった。2人の男が躍動し、チームを勝利へと導くべくベストを尽くした素晴らしい瞬間になったと思うね。僕らのプレーを観ていると、情熱たっぷりに、かつ凄く楽しんでプレーしていると分かるはずだ。実際、めちゃくちゃ楽しかったんだ」
テイタムが試合後にそう話したように、相手のベストプレーヤーさえも刺激するモラントは、3年目で唯一無二のプレーヤーへと上りつめたのかもしれない。
グリズリーズは足首を痛めて1月上旬から戦線離脱していたディロン・ブルックスの復帰が近づいており、ここからますます戦力が充実することが予想されている。ベストメンバーが揃ったチームが、どこまで勝ち星を伸ばすことができるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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