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グリーンが退場処分も…カリーの好守、ベンチ出場を受け入れたプールなど「一丸となった」ウォリアーズがグリズリーズに先勝!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.02

カリーは24得点をマークしたほか、試合終盤には値千金のブロックをモラントにお見舞いした。(C)Getty Images

 現地時間5月1日(日本時間2日、日付は以下同)に幕を開けたゴールデンステイト・ウォリアーズとメンフィス・グリズリーズによるカンファレンス・セミファイナル第1戦は、アウェーのウォリアーズが117-116で競り勝ち、シリーズ先勝を飾った。

 ウォリアーズは今季プレーオフ初のベンチスタートとなったジョーダン・プールが31得点、8リバウンド、9アシスト、2ブロックと躍動。そのほか、ステフィン・カリーが24得点、4アシスト、1ブロック、アンドリュー・ウィギンズが17得点、8リバウンド、クレイ・トンプソンが15得点、2スティールをマークした。

 この試合でドレイモンド・グリーンは4リバウンド、3アシスト、3スティールを記録するも、出場時間はわずか17分1秒のみ。前半残り1分18秒、ゴール下でショットを狙ったブランドン・クラークの顔面に右手を当て、さらに左手でユニフォームを引っ張ったことで、フレグラントファウル2が宣告されて退場処分を食らったからだ。
 
 だが、そこからウォリアーズはケボン・ルーニーをグリーンのポジションに据えて奮戦。後半でグリズリーズのコンテストショット成功率を29%に抑え、クラッチタイム(残り5分で5点差以内)に入ってからは13本のうち11本ものショットを厳しくチェックし、相手のシュートミスを誘発した。

 デンバー・ナゲッツとの1回戦では全5試合で先発を務め、平均21.0点、5.4アシスト、フィールドゴール成功率54.8%、3ポイント成功率48.4%を残したプール。この日はスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)からベンチスタートと告げられるも「今はプレーオフだから」と躊躇なく受け入れ、見事な活躍を披露した。

「大きな勝利。特に(グリーンが)早いうちにいなくなっていたから。オフェンスとディフェンスの両面で一丸となって集中しなければならなかった。彼はこのチームでも重要な部分を占めているからね。僕たちは彼の持つエナジーを皆で埋めることができたよ」(プール)
 
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試合終盤、カリーの見事なブロックが炸裂