NBA

ジョーダン、レブロン、シャック――NBAスターたちのシーズン最多敗戦数を紹介【Part.2】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.12

レブロン(左上)とポール(左下)が1年目が最多敗戦数だった一方で、ウェイド(右上)はキャリア5年目、ジョーダン(右下)は最終年だった。(C)Getty Images

 今年のプレーオフでは、NBAの"キング"レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が不出場、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは1回戦敗退と、リーグを代表するスターの2人が早々に姿を消した。

 ただ、そのレブロンや、バスケットボール選手の"神様"と呼ばれるマイケル・ジョーダンも"不遇の時代"を過ごした経験がある。米サイトの『Hoops Hype』がスーパースターのシーズン最多敗戦数を紹介している。(※所属球団は当時のもの、出場した試合が対象)

■ウィルト・チェンバレン(元サンフランシスコ・ウォリアーズ)49敗
 1試合100得点のアンタッチャブル・レコードを持つ伝説の巨人は、キャリア4年目の1962-63シーズンに49敗(31勝)。自身は平均44.8点、24.3リバウンドと圧巻の数字を叩き出したが、チームは失点がリーグ最下位と守備が崩壊し、プレーオフ圏外のディビジョン4位に沈んだ。

■レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)46敗
"キング"のワーストはプロ1年目の2003-04シーズンだが、それでも初年度から平均20.9点、5.5リバウンド、5.9アシストの活躍で前年から白星を倍増(17→35)させ、チームをカンファレンス9位に導いた。なお、今季レイカーズは49敗も、レブロン自身は56試合の出場で25勝31敗だった。
 
■マイケル・ジョーダン(元ワシントン・ウィザーズ)45敗
 ジョーダンが最も多く黒星を重ねた年は、2度目の現役復帰を果たしたウィザーズ時代の2002-03シーズン。39歳(シーズン中に40歳)ながら平均20.0点、6.1リバウンド、3.7アシストと奮闘したものの、プレーオフには届かなかった。ちなみにルーキーイヤーの1984-85シーズンは44敗(38勝)も、所属するシカゴ・ブルズはイースト7位でプレーオフに進んでいる。

■クリス・ポール(ニューオリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ)43敗
 初優勝に向けて邁進する現フェニックス・サンズのポールは1年目の2005-06シーズンにキャリアワースト敗戦数を残した。とはいえ、前年に18勝64敗だったことを考えると年間38勝(ポール出場時は35勝)は大きな進歩で、若きフロアリーダーは平均16.1点、5.1リバウンド、7.8アシスト、2.2スティールを奪取。チームはハリケーン、カトリーナの被害で一時的にオクラホマシティに移転を余儀なくされたが、その活躍でニューオリンズの街に希望を与えた。 
 
NEXT
PAGE
優勝からわずか2年後にワーストシーズンを過ごしたウェイド