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「我々はがっかりしている」エイトンのサンズ退団は不可避?代理人が移籍匂わせ「リーグには他のチームもある」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.25

エイトンは今季開幕前にMAX額での延長契約を望んでいたが、サンズは応じなかった。(C)Getty Images

 約1か月後に迫ったオフの移籍マーケットで、去就が注目されている1人がフェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンだ。

 2018年のドラフト1位でサンズに入団したエイトンは、今季開幕前にMAX契約での延長を望んでいた。同期入団のミカル・ブリッジズは一足早くチームとの延長契約に合意したが、エイトンとの交渉は成立せず。

 シーズン中は厚遇を引き出そうと奮闘したものの、プレーオフのカンファレンス準決勝では出番が制限されチームも敗退。これによりエイトンがサンズ首脳陣に不信感を募らせていると報じるメディアも少なくない。

 そんななか、エイトンの代理人を務めるビル・ダフィーがシカゴで行なわれたドラフトコンバインでインタビューに応じ、サンズの対応に失望したと語っている。

「我々はがっかりしている。MAX契約を望んでいたんだ。彼はコートに立って、1年中戦士のように戦った。プレーも良かったし、スタッツも改善されている。我々は彼を誇りに思っているよ。物事はディアンドレにとっていい方向に進んでいく。彼は価値のある選手なんだ。それにリーグには他のチームもある。彼は制限付きフリーエージェントだから、このプロセスがどのように展開していくのか見届けようじゃないか」
 
 一部報道によると、エイトン獲得のためにMAX契約を提示するというサンズ以外のチームがあるという。もしそれが事実であれば、取引はサイン&トレードとなる可能性が高い。

 現時点で具体的に名前が挙がっているのが、シャーロット・ホーネッツ、トロント・ラプターズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、インディアナ・ペイサーズ、デトロイト・ピストンズだ。そのうちピストンズは、サイン&トレードではなくMAX契約を提示するだけのキャップスペースの捻出が可能と言われている。

 キャリア4年目のエイトンは今季、58試合で平均17.2点、10.2リバウンド、フィールドゴール成功率63.4%を記録。プロ入りから4年連続で平均ダブルダブルを達成した一方、ディフェンス面での貢献は限定的で、プレーオフではパフォーマンスの不安定さを指摘する声もあった。

 とはいえ、現代では少なくなった本格派センターの価値は高く、年齢もまだ23歳と伸びしろも十分ある。211センチのパナマ人ビッグマンは今オフ、1年前に叶わなかったMAX契約を手にできるのか、またその大型契約をどのチームと結ぶのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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