NBA

八村塁がウルブズとのリマッチで2本のダンク!ただインパクトは薄く終盤は出番なし……

秋山裕之

2019.11.16

2本のダンクを叩き込んだ八村だが、オフェンス面のインパクトは今ひとつだった。(C)Getty Images

 11月15日(日本時間16日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地ターゲット・センターに乗り込み、ミネソタ・ティンバーウルブズとの試合に臨んだ。

 先発パワーフォワードとして出場した八村塁は、2日の対戦時と同様にロバート・コビントンとマッチアップ。第1クォーター残り9分53秒、ゴール下でこの試合初めてボールを手にするも、そのコビントンに弾かれターンオーバーを喫してしまう。

 しかし八村もやられたらやり返す。残り9分7秒、右ローポストからコビントンを押し込み、タイミングを見計らってフックシュートを沈め最初の得点をマークした。

 残り7分48秒にはブラッドリー・ビールから八村にパスが送られるも、反応が遅れキャッチミス。ディフェンス面で取り返そうと奮闘する八村は、6分38秒に左ローポストでカール・アンソニー・タウンズにダブルチームを仕掛け、スティールを奪う。

 残り4分57秒にはビールと2メンゲーム。マッチアップ相手のジェイク・レイマンがビールの動きに気を取られた一瞬の隙を突き、ゴール下へ突っ込むと高々と舞い上がって豪快なボースハンドダンクを叩き込む。その後4分31秒にダービス・ベルターンスと交代し、このクォーターはお役御免となった。
 
 ウィザーズはマンツーマンディフェンスをメインにしつつ、相手選手がペイントエリアに入り込むと素早くヘルプに入る守備戦術が奏功。9点のリードを奪い最初の12分間を終えた。

 第2クォーター残り7分21秒でコートに戻った八村は、6分49秒にビールのパスをリング下で受け取ると、タウンズのブロックをフェイクで翻弄しリバースレイアップを成功。3分45秒には左ローポストから1オン1を仕掛け、スピンターンでコビントンをかわしてレイアップ気味のショットを放つも、ヘルプに来たゴーギー・ジェンに今度はブロックを食らってしまう。

 残り1分34秒にはアイザイア・トーマスのキックアウトから、トップ・オブ・ザ・キーでノーマークの3ポイントを放つもミス。だがトーマス・ブライアントがオフェンシブ・リバウンドをもぎ取ると、すぐさまインサイドへ走り込んでパスを受け、この試合2本目のダンクをお見舞いした。
NEXT
PAGE
リズムに乗れない八村、第4クォーターは出番なし