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NBA

「シカゴは僕のホーム」ブルズと再契約したラビーンが“チーム愛”と新シーズンへの意気込みを語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.04

去就が注目されたラビーンだが、MAX額でブルズと再契約を結んだ。(C)Getty Images

去就が注目されたラビーンだが、MAX額でブルズと再契約を結んだ。(C)Getty Images

 昨季はイースタン・カンファレンス6位の46勝36敗(勝率56.1%)でレギュラーシーズンを終え、2016-17シーズン以来、5年ぶりのプレーオフ進出を飾ったシカゴ・ブルズ。だがミルウォーキー・バックスとのプレーオフ1回戦では、左ヒザの関節鏡手術から回復が遅れていたロンゾ・ボールが全休、ザック・ラビーンとアレックス・カルーソが第5戦を欠場とベストメンバーが揃わなかったこともあり、1勝4敗で敗退しポストシーズンを終えた。

 デマー・デローザン、ボール、カルーソだけでなく、アヨ・ドスンムにデリック・ジョーンズJr.と、主力の多くが新加入選手だった昨季のブルズ。その状況下で、彼らのケガなどもあって終盤は苦しい戦いを強いられた。

 それでも、新体制でプレーオフまでこぎつけたことで、シーズンを終えたデローザンは「パーフェクトだ。これ以上ないほどね」とコメント。「控えめに言っても最高のシーズンだった。フロントオフィス、チームメイトたち、それにこの街。すべてのことが僕の想像できないほどのものだった。予想もしていなかったことが起こって、まるで夢が叶ったかのようなシーズンさ。僕はすでに来シーズンを楽しみにしている」とポジティブな言葉で締めくくった。
 
 迎えたオフシーズン、ブルズの最重要事項は完全FA(フリーエージェント)となるラビーンとの再契約。4月末のシーズン終了会見で「自分を評価してもらい、(高額契約が)支払われることは大事なことだと思う。僕は自分のことをリーグでもトップ(に相当する)選手だと見ている。この4年間で、僕はそのことを証明してきた」と語ったラビーンは「みんなのことは本当に、心の中では大好きだ。ただ、僕はビジネスとして決断していかなければいけない。1人の男としてね」と、去就について明言を避けていた。

 だが蓋を開けてみれば、現地時間7月1日(日本時間2日)に5年2億1500万ドル(約290億2500万円)のMAX額で再契約に合意。昨季はシーズン途中から左ヒザの痛みに悩まされたとはいえ、67試合の出場で平均24.4点、4.6リバウンド、4.5アシストをマークし2年連続でオールスターに選ばれた現有戦力の屋台骨が、長期契約を結んで残留したことは非常に大きい。
 
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