NBA

「彼らは『ジョーダンに並べたら最高』と考えている」カリーら“生え抜きのビッグ3”の秘めたる目標を関係者が代弁<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.23

はたしてウォリアーズのビッグ3は、あとふたつリングを増やしジョーダンに並ぶことができるのか?(C)Getty Images

 昨季フランチャイズ史上7度目のNBAチャンピオンとなったゴールデンステイト・ウォリアーズは、シカゴ・ブルズの通算6度を抜き、ともに17回のボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズに次ぐ単独3位の優勝回数となった。

 そしてステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという生え抜きのビッグ3と、大ベテランのアンドレ・イグダーラは4度目の王座獲得。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで現役最多タイに浮上した。

 そんななか、現地時間7月21日にトンプソンの父マイカルが米メディア『95.7 The Game』のポッドキャスト番組「Willard and Dibs show」に出演。ウォリアーズが誇るトリオは"満足などしていない"と持論を語っていた。

「彼らが満足することはないだろう。ドレイモンド、ステフ、クレイの3人は4つ目の優勝を手にした。だがあの3人は5つ目、そして6つ目を勝ち取りたいのさ」
 
 今夏にウォリアーズはオットー・ポーターJr.がトロント・ラプターズへ、ゲイリー・ペイトン二世がポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍するなどロースターが変化。ただ、ケボン・ルーニーとは再契約を締結し、ドンテ・ディヴィンチェンゾが新加入、オクラホマシティ・サンダーとのバイアウトが成立したジャマイカル・グリーンも加わると報じられているなど、ある程度の戦力保持に成功した。

 ビッグ3に加え、このチームにはオールスターのアンドリュー・ウィギンズを筆頭に、ジョーダン・プール、ジョナサン・クミンガ、ジェームズ・ワイズマンといった魅力的な選手たちもおり、今季も覇権争いの中心になることが予想されている。

 マイカルはウォリアーズが誇る3本柱が標的にしているターゲットとして、1990年代に2度の3連覇を達成し、計6度の優勝回数を誇るマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンの名前を出していた。

「約束するよ。彼らが公の場でそう言うことはないだろう。だがあの3人は『もしマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンに並べたら最高だろうな』と考えているのさ。ビル・ラッセルのことは忘れよう。これまで11度も優勝した選手などいないからだ」
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「ジョーダンにマッチしようと考えてるはず」とマイカル