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“闘将”ベバリーは古巣ロケッツ復帰に関心あり?「俺の家族は全員ヒューストンにいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.30

はたして“闘将”ベバリーの古巣ロケッツ復帰はあるのか。(C)Getty Images

はたして“闘将”ベバリーの古巣ロケッツ復帰はあるのか。(C)Getty Images

 NBAキャリア10年を誇るパトリック・ベバリーは、2009年のドラフト2巡目42位でロサンゼルス・レイカーズから指名されるも、ギリシャとロシアのプロリーグを渡り歩いてNBA入りした苦労人だ。

 粘着質なディフェンスとメンタルタフネスをチームへ注入することができ、キャリア最初の5シーズンをヒューストン・ロケッツ、一昨季までの4シーズンをロサンゼルス・クリッパーズ、そして2021年夏に2度のトレードの末にミネソタ・ティンバーウルブズへ加入し、昨季はチームのプレーオフ進出に大きく貢献した。

 今年2月にはウルブズと1年の延長契約を結んだものの、7月になってルディ・ゴベアが絡んだ大型トレードでユタ・ジャズへ移籍。ジャズは昨季まで6シーズン連続でプレーオフへ進出しているものの、ゴベアに加えて先発スモールフォワードだったロイス・オニールもブルックリン・ネッツへ放出しており、明らかに戦力ダウンしている状態だ。

 さらに、現在はエーススコアラーのドノバン・ミッチェルを筆頭に、マイク・コンリー、ボーヤン・ボグダノビッチ、ジョーダン・クラークソンといった主力も“トレード可能”と現地メディアに報じられている。そのため来夏に完全FA(フリーエージェント)となる34歳のベバリーが、今季このままジャズで開幕を迎えるかは微妙だろう。
 
 そんななか、現地時間7月27日(日本時間28日、日付は以下同)に『Fox 26 Houston』のマーク・バーマン記者とのインタビューに応じたベバリーは、自身の現状についてこう語っていた。

「この先、数週間でどうなるか様子見ってところだね。いろんな問題が解決するのを待ってみるよ。できたらドノバン・ミッチェルが残って、このチームが高い競争力を持っているといいね。そうなったら凄く楽しみだ」

 昨季のベバリーは58試合(うち先発は54試合)に出場し、平均25.4分、9.2点、4.1リバウンド、4.6アシスト、1.2スティールをマーク。3ポイント成功率34.3%はキャリアワーストながら、アシストは自己最高の本数を残しており、まだまだチームを助けることができる選手と言っていい。

 すると同記者とのインタビューで、ベバリーはNBAキャリアをスタートさせた古巣について「ヒューストンはホームなんだ。俺の家族は全員そこにいる。子どもたちもね。俺にできる最小限のことさ。自分がどこからやってきたのかを忘れることなんてできないのさ」と発言。
 
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