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マレーとの共演に期待を寄せるヤング「どれほどダイナミックになるか。皆はまだ理解できていないと思う」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.21

今季からホークスで共闘するヤング(右)とマレー(左)。周囲はもちろん、本人たちも期待に胸を躍らせている。(C)Getty Images

 現地時間8月19日、アトランタ・ホークスのオールスターガード、トレイ・ヤングのインタビューが米メディア『Yahoo! Sports』で公開された。

 昨季2年ぶりにオールスターへ返り咲いたヤングは、リーグ4位の平均28.4点、3.7リバウンド、9.7アシスト、3ポイント38.2%(平均3.1本成功)をマーク。チームはイースタン・カンファレンス9位の43勝39敗(勝率52.4%)でレギュラーシーズンを終えると、プレーイン・トーナメントでシャーロット・ホーネッツ、クリーブランド・キャバリアーズを相次いで破り、2年連続でプレーオフ進出を果たした。

 だが、マイアミ・ヒートとの1回戦ではヤングの決勝弾で第3戦こそ勝利するも、ジミー・バトラーの活躍を許して1勝4敗で敗退。カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった一昨季から一歩後退となった。

 ヒートのタフなディフェンスの前に不発に終わったヤングにとって、オクラホマ大時代から比較されてきたステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が昨季4度目の頂点に立ったことが刺激になっているという。
 
「僕らのゲームは違うと思っている。でもいくつか似ている部分もある。それに僕は何としてでもチャンピオンになりたいんだ。彼はまさにその基準を定めてくれたのさ」

 ヒートに完敗を喫したことで、今夏ホークスは大きな動きに出た。ダニーロ・ガリナーリ(現ボストン・セルティックス)と複数のドラフト指名権を手放し、サンアントニオ・スパーズからデジャンテ・マレーを獲得。

 先発SGのケビン・ハーターをサクラメント・キングスへ放出したものの、その見返りとしてモーリス・ハークレスとジャスティン・ホリデー、さらにFA戦線ではガードのアーロン・ホリデー、ストレッチ5のフランク・カミンスキーを加えて選手層を厚くした。

 なかでもマレーは昨季、ケガで欠場したドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)の代替選出ながら、オールスターに初出場。平均21.1点、8.3リバウンド、9.2アシストにリーグトップの2.0スティール、同2位のトリプルダブル13回を記録した。
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マレーとの共演にヤングが胸を躍らせるワケ「どれほどダイナミックなことになるか」