バスケW杯

【バスケW杯予選】日本、格上イランに敗戦。馬場が最多の27得点も第2Qの失速が響く<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.26

第1Qは7本の3ポイントを成功させリードを奪った日本だが、以降は長距離砲が不発に終わった。(C)FIBA

 8月26日、バスケットボール男子日本代表が「FIBAワールドカップ2023アジア地区予選」Window4でイランと対戦し、68-79で敗れた。

 この試合、日本は政情の不安からトム・ホーバスHCの派遣を見送り、帰化選手も不在。佐々宣央HC代行の下、11名で敵地に乗り込んだ。

 先発は富樫勇樹、比江島慎、馬場雄大、吉井裕鷹、井上宗一郎の5人。序盤は先制を許したものの、馬場、井上、比江島の4連続3ポイントなどで互角の展開に持ち込む。第1クォーター終盤には須田侑太郎がチーム7本目の3ポイントを沈め、27-25とリードして最初の10分を終えた。

 しかし第2クォーターは一転、突如として得点が停滞する。残り2分24秒に馬場が3ポイントを決めるまでゴールをあげられず、同クォーターは5-19と失速。32-44とリードを許して試合を折り返した。
 
 後半も馬場や比江島、途中出場の河村勇輝を中心に反撃を試みたものの、2桁の差を埋めるには至らず。FIBAランク23位のイラン相手に後半だけなら36-35と善戦するも、2次予選は黒星発進となった。

 イランはベヘナム・ヤクチャリがゲーム最多の30得点、元NBA選手のハメド・ハダディが13得点、10リバウンド、アルスラン・カゼミが12得点、17リバウンドを記録。予選5勝2敗でW杯出場圏内のグループ3位につけた。

 対する日本は馬場が3ポイント6本中5本成功で27得点、5リバウンド、比江島が11得点、井上が9得点と奮闘したが、3ポイントはチーム全体で成功率27.5%(10/40)、リバウンドも32対51とサイズ不足を覆せなかった。

 2勝5敗でグループF5位の日本は次戦、30日に沖縄アリーナで同4位(5勝2敗)のカザフスタンと対戦する。※日本は開催国枠でW杯出場権を獲得済み

構成●ダンクシュート編集部
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