現地時間10月3日、ゴールデンステイト・ウォリアーズはガードのマック・マクラングと新人フォワードのトレビオン・ウィリアムズをウェイブ(放出)した。
昨季王者は「NBAジャパンゲームズ2022」でワシントン・ウィザーズ相手に2連勝を飾り、現在はアメリカへ戻ってトレーニングキャンプを再開。チーム内では開幕ロスター15人のうち、最後のスポットを巡るサバイバルレースが展開されている。
翌4日にウォリアーズはタイ・ジェロームとの契約を発表。188cm・83kgのマクラングに対して、ジェロームは196cm・88kgと体格で勝っており、2020-21シーズンにはオクラホマシティ・サンダーで平均10.7点、2.8リバウンド、3.6アシストに3ポイント42.3%(平均2.2本成功)を残した。
この日スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々はパス・ファーストのポイントガードに関心があった。マックを手放すことは辛かった。私はマックのことが大好きだし、彼のことはNBAプレーヤーだと思っているよ」と話していた。
アグレッシブなプレーが売りで、ジャパンゲームズ第2戦では9得点、2アシスト、2スティールを残したマクラングだが、選手の動きとパッシングがオフェンスのポイントとなるウォリアーズではフィットしきれないと判断されたのだろう。
そして先日サンダーからヒューストン・ロケッツへトレード後にウェイブされていたジェロームを獲得したことについて、指揮官はこのように評していた。
「タイは非常に興味をそそられる選手。彼にはサイズがあり、ディフェンスやピック&ロールのプレーでトップから全体を見渡せる能力がある。だから彼を獲得したことは本人にとっても、我々にとっても素晴らしい機会になる」
ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンという不動の先発バックコート陣を擁するウォリアーズには、ジョーダン・プールとドンテ・ディヴィンチェンゾがベンチにいるが、彼らの持つ得点力、シュート力を最大限に生かすためにも、マクラングよりもジェロームを必要としたということなのだろう。
次回のプレシーズンゲームは10日のロサンゼルス・レイカーズ戦。まだ時間があることから、王者はチームのシステムにフィットする選手を選定すべく、練習試合などを通してチェックし、万全のロスターを形成していくはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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アグレッシブなプレーが売りで、ジャパンゲームズ第2戦では9得点、2アシスト、2スティールを残したマクラングだが、選手の動きとパッシングがオフェンスのポイントとなるウォリアーズではフィットしきれないと判断されたのだろう。
そして先日サンダーからヒューストン・ロケッツへトレード後にウェイブされていたジェロームを獲得したことについて、指揮官はこのように評していた。
「タイは非常に興味をそそられる選手。彼にはサイズがあり、ディフェンスやピック&ロールのプレーでトップから全体を見渡せる能力がある。だから彼を獲得したことは本人にとっても、我々にとっても素晴らしい機会になる」
ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンという不動の先発バックコート陣を擁するウォリアーズには、ジョーダン・プールとドンテ・ディヴィンチェンゾがベンチにいるが、彼らの持つ得点力、シュート力を最大限に生かすためにも、マクラングよりもジェロームを必要としたということなのだろう。
次回のプレシーズンゲームは10日のロサンゼルス・レイカーズ戦。まだ時間があることから、王者はチームのシステムにフィットする選手を選定すべく、練習試合などを通してチェックし、万全のロスターを形成していくはずだ。
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