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ドンチッチがNBA5年目へ「どの試合も100%で」と気合十分! 相棒は退団も「新たな仲間がいる」と意に介さず<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.13

過去3年連続でオールNBA1stチームに選ばれているドンチッチ。5年目の今季はMVP候補筆頭だ。(C)Getty Images

 現地10月11日、ダラスの地元メディア『The Dallas Morning News』に、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチのQ&Aが公開された。

 今季でNBAキャリア5シーズン目を迎える23歳は、すでにオールNBA1stチームに3度も選出されているスーパースター。昨季は平均28.4点、9.1リバウンド、8.7アシストをあげたほか、プレーオフでも同31.7点、9.8リバウンド、6.4アシストとマブズを引っ張り、11年ぶりのカンファレンス・ファイナルへと導いた。

 そんなドンチッチの"リーサルウェポン"といえば、やはりスムースな体重移動と大きな歩幅から繰り出すステップバックジャンパーだろう。小柄な選手相手には201cm・104kgの肉体を生かしてペイントエリアで得点を重ねるが、特にスイッチしてビッグマンと正対した状況では好んで"必殺技"を使う傾向がある。

 ステップバックとペイントアタックをどのように使い分けているのかについて、ドンチッチは「わからない。ゲームの状況次第だね。同じ決断をしたことは一度もないんだ。その質問については本当にわからないな」と、自身の豊富な経験に基づいて瞬時に判断していると語った。
 
 さらに、昨季はマブズのレジェンド、ダーク・ノビツキーを彷彿とさせるミドルレンジのワンレッグジャンパーもレパートリーに加えており、これがますますこの男をガードすることを困難にさせている。

「守ることが難しいショットを新たに加えただけ。本当にタフだからね。フェイダウェイだからなおさらさ。ダークがいつもやっていたやつさ。ディフェンスするのも、ブロックするのも難しいからね。アイソレーションの時に使うショットとして身につけたんだ」

 今季はジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)体制2年目となるが、「僕らは(昨年より)もっと上手くできていると思う。彼が僕らに求めていることはわかっている。だからずっと楽になっていると思うし、もっと良くなっていると思うよ」と、新シーズンに向けて順調に進んでいるとも話していた。
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退団した相棒の「代わりなんていない」が、「今はこのチームにフォーカスしている」