NBAの2022－23シーズンが、いよいよ現地時間10月18日（日本時間19日）に幕を開ける。初日はフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの２試合が組まれている。

　特にレイカーズとウォリアーズによる一戦は、試合前に昨季王者ウォリアーズのチャンピオンリング・セレモニーがホームのチェイス・センターで開催されることから、盛り上がることが容易に想像できる。

　その相手となるレイカーズは、2019－20シーズンのチャンピオンではあるものの、一昨季はプレーイン・トーナメントの末にプレーオフ進出を果たすもファーストラウンド敗退、昨季はウエスタン・カンファレンス11位の33勝49敗（勝率40.2％）に終わった。

　とはいえ、チームにはレブロン・ジェームズ、ラッセル・ウエストブルック、アンソニー・デイビスという、75周年記念チームに選ばれた３人のスーパースターがいる。さらに今夏にはパトリック・ベバリーやデニス・シュルーダー、トーマス・ブライアント、ロニー・ウォーカー四世らを獲得した。

　ただレイカーズは、シュルーダーが右手親指の内側側副靭帯の修復手術を受け３～４週間の戦線離脱、さらに、ブライアントがケガのため開幕戦の欠場が決定。ウエストブルックも左ハムストリングの張りで出場は微妙となっている。
  　チームは初戦で王者ウォリアーズ、20日にはロサンゼルス・クリッパーズ戦と、開幕早々に強豪チームと対決するが、デイビスは自信を見せていた。

「俺たちの最初の２試合は、いずれも優勝候補だ。リング・ナイトを台無しにさせるのはいつだっていいことなのさ。俺たちのマインドセットは２連勝で今シーズンを始めることにある」

　ニューオリンズ・ペリカンズ時代、デイビスは15－16シーズンの開幕戦でウォリアーズと激突。自身は18得点、６リバウンド、３ブロックを残したものの、ステフィン・カリーに40得点の爆発を許して95－111で敗れていただけに、リベンジに燃えているのだろう。

「健康こそ、俺がここにきてから常に俺たちのクラブにとって重要なピースになっている。それが唯一のビジョンだ。できるだけ健康体を保ち、毎晩このチームに勝利するチャンスをもたらすこと」

　レブロンが17日にそう話していたとおり、レイカーズは直近２シーズンでデイビスとレブロンのケガによる長期離脱がネックとなり、成績不振の大きな要因になっていた。