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今季も苦しむウエストブルックに“元相棒”ジョージがエール「俺はいつだって彼の強烈なサポーター」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.23

昨季の不振から抜け出せないウエストブルック(左)に対し、元相棒のジョージ(右)がエールを送った。(C)Getty Images

 10月20日(日本時間21日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズとロサンゼルス・レイカーズによる"LA対決"の第1ラウンドがクリプトドットコム・アリーナで行なわれ、クリッパーズが103-97で勝利した。

 2022-23シーズン最初の試合となったクリッパーズは、ポール・ジョージが15得点、10リバウンド、4アシスト、2スティールをマーク。イビツァ・ズバッツが14得点、17リバウンド、5ブロック、マーカス・モリスSr.が14得点、4リバウンドを奪取した。

 そして昨季の全休を経て、2シーズンぶりの公式戦出場を飾ったジョン・ウォールとカワイ・レナードは、ともにベンチ出場から前者が15得点、3アシスト、後者は14得点、7リバウンドを記録。そのほか、ルーク・ケナードが11得点をあげて勝利に貢献した。

 敗れたレイカーズは、ロニー・ウォーカー四世がゲームハイの26得点、アンソニー・デイビスが25得点、8リバウンド、レブロン・ジェームズが20得点、10リバウンド、6アシスト、2ブロックをマーク。
 
 だが、ラッセル・ウエストブルックは3リバウンド、4アシスト、5スティールを記録した一方、放ったフィールドゴール11本(うち3ポイントは6本)はすべてリングに嫌われ、わずか2得点と沈黙。レイカーズファンからブーイングを浴びる場面もあった。

「この日の試合についてどう評価するか」と聞かれたウエストブルックは「堅実。堅実さだ。ハードにプレーした。要求されているのはそういうこと」と口にしていたのだが、レイカーズはチーム全体で3ポイントを効果的に決めることができずに苦しんでいる。

 18日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦ではフィールドゴール成功率25.0%(10/40)に終わっていたウエストブルックだが、このクリッパーズ戦ではさらに悪化。2試合を終えた時点での成功率は、わずか20.0%(9/45)にとどまっている。

「いいショットは打てている。チームのみんながね。あとは自信を持ち続けていくこと。ショットを落としても自信を失ってはいけない。打ち続けるんだ。自分たちのショットに自信を持っていれば、入ることになる」

 そう語り、前を向いたデイビス。ただ、オクラホマシティ・サンダーでウエストブルックとデュオを組んでいたジョージは、当時の相棒がレイカーズで苦しんでいることについて、胸の内を次のように明かしていた。
 
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元相棒・ジョージがウエストブルックにエール