昨季イースタン・カンファレンス5位の48勝34敗(勝率58.5%)を残し、2シーズンぶりにプレーオフへと駒を進めたトロント・ラプターズ。
現地時間10月24日に敵地でマイアミ・ヒートを98-90で下したことで、今季はここまで2勝2敗。この試合ではフレッド・ヴァンブリートが24得点、9アシスト、パスカル・シアカムが23得点、9リバウンド、6アシスト、2スティール、2ブロックと両輪が活躍したことに加え、ギャリー・トレントJr.が18得点、プレシャス・アチウワが10得点、22リバウンドをマーク。
ラプターズは開幕戦を3点差で勝利したものの、続く2試合は4点差、3点差で敗れており、4戦目も8点差で勝利と、序盤戦から接戦続きとなっている。
ヒート戦後にヴァンブリートは「僕らがもう少しスムースになるまで、接戦の試合になっていくだろうね。勝負所になれば、自分たちの戦術を遂行していかなきゃいけない」と話しているとはいえ、ここまでの相手はクリーブランド・キャバリアーズ、ブルックリン・ネッツ、ヒート(2試合)と、いずれも今季イーストの上位候補のチームであることから、勝率5割で終えたことはポジティブに捉えていいはずだ。
だが26、28日にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとホーム2連戦、31日にはアトランタ・ホークスと、昨季のプレーオフチームとの対戦が続く。
そんなラプターズにとって、このヒート戦ではNBA史上初の記録も生まれた。シアカムと今年のドラフト2巡目全体33位指名のクリスチャン・コロコという2人のカメルーン出身選手が、同一チームで先発出場を飾ったのだ。
216センチ・104キロのコロコは、昨季の新人王スコッティ・バーンズ(右足首捻挫)の代役として先発センターで起用され、約18分コートに立ち2得点、2リバウンド、2アシスト、1ブロックを残した。
カメルーン出身の現役選手はシアカム、コロコ、ジョエル・エンビード(シクサーズ)の3人。歴代でもルーク・バー・ア・ムーテ(元ミルウォーキー・バックスほか)、ルーベン・ブーンシェ・ブーンシェ(元ポートランド・トレイルブレイザーズ)を含めた5人しかいないだけに、ラプターズに2人も在籍しているのはレアケースと言える。
実際、シアカムも先週、米メディア『The Canadian Press』へ「僕らが一緒にここにいるなんて、いったい誰が予想したと思う? もうクレイジーだよ」と話しており、開幕4戦目にしてスターター共演が実現したことは両選手にとっても嬉しかったに違いない。
なお、ラプターズは両選手に加え、アチウワ(ナイジェリア)、OG・アヌノビー(イギリス)、ダラーノ・バントン、ケム・バーチ(ともにカナダ)、クリス・ブーシェイ(セントルシア)、ファンチョ・エルナンゴメス(スペイン)と、外国籍出身選手が8人もいる。
この数字は開幕時点では2シーズン連続でリーグ最多となっているだけに、シアカムとコロコによるスターター共演は必然だったのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
現地時間10月24日に敵地でマイアミ・ヒートを98-90で下したことで、今季はここまで2勝2敗。この試合ではフレッド・ヴァンブリートが24得点、9アシスト、パスカル・シアカムが23得点、9リバウンド、6アシスト、2スティール、2ブロックと両輪が活躍したことに加え、ギャリー・トレントJr.が18得点、プレシャス・アチウワが10得点、22リバウンドをマーク。
ラプターズは開幕戦を3点差で勝利したものの、続く2試合は4点差、3点差で敗れており、4戦目も8点差で勝利と、序盤戦から接戦続きとなっている。
ヒート戦後にヴァンブリートは「僕らがもう少しスムースになるまで、接戦の試合になっていくだろうね。勝負所になれば、自分たちの戦術を遂行していかなきゃいけない」と話しているとはいえ、ここまでの相手はクリーブランド・キャバリアーズ、ブルックリン・ネッツ、ヒート(2試合)と、いずれも今季イーストの上位候補のチームであることから、勝率5割で終えたことはポジティブに捉えていいはずだ。
だが26、28日にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとホーム2連戦、31日にはアトランタ・ホークスと、昨季のプレーオフチームとの対戦が続く。
そんなラプターズにとって、このヒート戦ではNBA史上初の記録も生まれた。シアカムと今年のドラフト2巡目全体33位指名のクリスチャン・コロコという2人のカメルーン出身選手が、同一チームで先発出場を飾ったのだ。
216センチ・104キロのコロコは、昨季の新人王スコッティ・バーンズ(右足首捻挫)の代役として先発センターで起用され、約18分コートに立ち2得点、2リバウンド、2アシスト、1ブロックを残した。
カメルーン出身の現役選手はシアカム、コロコ、ジョエル・エンビード(シクサーズ)の3人。歴代でもルーク・バー・ア・ムーテ(元ミルウォーキー・バックスほか)、ルーベン・ブーンシェ・ブーンシェ(元ポートランド・トレイルブレイザーズ)を含めた5人しかいないだけに、ラプターズに2人も在籍しているのはレアケースと言える。
実際、シアカムも先週、米メディア『The Canadian Press』へ「僕らが一緒にここにいるなんて、いったい誰が予想したと思う? もうクレイジーだよ」と話しており、開幕4戦目にしてスターター共演が実現したことは両選手にとっても嬉しかったに違いない。
なお、ラプターズは両選手に加え、アチウワ(ナイジェリア)、OG・アヌノビー(イギリス)、ダラーノ・バントン、ケム・バーチ(ともにカナダ)、クリス・ブーシェイ(セントルシア)、ファンチョ・エルナンゴメス(スペイン)と、外国籍出身選手が8人もいる。
この数字は開幕時点では2シーズン連続でリーグ最多となっているだけに、シアカムとコロコによるスターター共演は必然だったのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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