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レイカーズの主砲デイビスが無念の離脱。ハムHCは「NBAにケガはつきものだが本番はこれから。まずは健康体を取り戻して」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.12.19

充実のシーズンを送っていたデイビスだが、ここで無念の離脱となった。(C)Getty Images

 開幕最初の12試合で2勝10敗と完全に出遅れたものの、以降の15試合は9勝6敗と徐々にエンジンがかかってきたロサンゼルス・レイカーズ。しかしそんな彼らを悲劇が襲ったのが、現地時間12月16日のデンバー・ナゲッツ戦だった。

 この試合の第1クォーター序盤、デイビスは左ローポストから1対1を仕掛けた際に、ニコラ・ヨキッチと接触。右足を痛めたような素振りを見せながらもそのまま第2クォーターまではプレーしたが、後半は不出場。その後、右足のケガで少なくとも1か月の欠場見込みであることが発表された。

 今季のデイビスは、ここまで絶好調だった。25試合を終えて平均27.4点、12.1リバウンド、2.6アシスト、1.3スティール、2.1ブロック、フィールドゴール成功率59.3%をマーク。平均リバウンドとフィールドゴール成功率でキャリアハイの数字を記録しているほか、12月4日の敵地ワシントン・ウィザーズ戦では55得点を叩き出すなど、レブロン・ジェームズから主役の座を引き継ぐほどの大活躍を披露している。

 デイビスの最大の弱点と言えば故障体質だが、今季は開幕28試合を終えた時点で欠場はわずか3。だが、ここで無念の離脱となってしまった。
 
 はたしてデイビスはいつ頃復帰できるのか、そして主砲を失ったレイカーズは今後どのように戦うのか。現状で復帰までのタイムテーブルは発表されていないなか、ダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)はこの現状について、18日のウィザーズ戦前の記者会見でこう語っていた。

「最優先事項は、(デイビスが)自分の身を自分で守ること。人々はいろいろ言ってくるが、彼は周囲の雑音を遮断している。そして優秀なスタッフたちが、彼に最善の治療を施そうとしている。どういう故障状況かわかれば、それに従って治療し、フロアに戻るためのプロセスを開始することができる。

 ケガは我々のリーグの大きな特徴であり、メジャースポーツの一般的な特徴でもある。残念ながら彼は故障してしまったが、覆水盆に返らず。シーズンはまだ始まったばかりで、これからが本番。そのためには、まず健康体を取り戻すことから始まるんだ」

 デイビスが故障したナゲッツ戦、その翌試合のウィザーズ戦にも勝利し、今季成績を13勝16敗としたレイカーズ。苦境に立たされたが、主砲復帰まで何とか持ちこたえることができるか。そしてデイビスは、万全の状態でコートに戻り、再びチームを力強く牽引したいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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