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NBA

偉業を達成したロビンソンをレジェンドのハーダウェイが称賛「彼なら球団1位にふさわしい」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.01

自身の記録を塗り替えたロビンソン(左)を、ハーダウェイ(右)が称賛した。(C)Getty Images

自身の記録を塗り替えたロビンソン(左)を、ハーダウェイ(右)が称賛した。(C)Getty Images

 現地時間12月30日、マイアミ・ヒートは敵地ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツ戦と激突。終盤にマレーの爆発を許し、119-124で敗北を喫した。

 この日、ヒートは試合には敗れたものの、ある記録が樹立された。ベンチ出場のダンカン・ロビンソンが3本の長距離砲を沈め、ティム・ハーダウェイを抜き通算3ポイント成功数のフランチャイズ記録を塗り替えたのだ。

 通算807本の3ポイントを沈め球団記録を更新したロビンソンについて、これまでの記録保持者だったハーダウェイは30日に地元メディア『South Florida Sun-Sentinel』へ公開された記事のなかで「私は嬉しいね。彼はハードワーカーなんだ。現在の位置へ辿り着くべく、多くのことを乗り越えてきた。そしてものすごく一生懸命にやってきた。彼は自分自身に対して自信を持っているし、彼なら(球団史上1位に)ふさわしい」とコメントした。

 ロビンソンのサイズは201cm・97kgとNBA平均レベルで、高い身体能力が備わっているわけでもない。それでも、決して得意とは言えないディフェンスでは踏ん張り、オフェンスでもそのシュート力を武器にチームメイトたちへスペース、相手チームには3ポイントの脅威を与え、今日までリーグで生き残っている。
 
 殿堂入りも果たしているレジェンドのハーダウェイと、ドラフト外から這い上がったロビンソン。一見すると共通点はまったくないように思えるが、ダラス・マーベリックスでプレーする息子ハーダウェイJr.とロビンソンは、同じミシガン大出身ということもあり友人関係にあるとハーダウェイSr.は言う。

「彼らはしょっちゅうしゃべっているよ。夏の間ずっと、互いのことを話しているね。ミシガン大の連中は、ケンタッキー大のように兄弟みたいなんだ」

 ハーダウェイJr.と何度も話をして仲が良くなるにつれて、ロビンソンもハーダウェイSr.のことを知るようになっていった。

「ティムJr.のことはよく知っている。だからティムSr.のことを少し知るようになっていったんだ。彼はもちろん素晴らしい選手であり、伝説の選手で、時代を先取りしていた。彼はハンドリングとクロスオーバーでゲームを変えたんだ。殿堂入りを飾った最高の選手さ」

 そんな偉大な選手の記録を抜き、そして賛辞を受けたロビンソン。今後も3ポイントの雨を降らせてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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